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時松 隆院長・時松彰子先生の独自取材記事

ときまつ動物病院

(世田谷区/明大前駅)

最終更新日: 2023/01/22

ゴールデンレトリバーのお人形がお出迎えしてくれる「ときまつ動物病院」は2009年の4月に下高井戸から明大前のこの場所にお引越しをしてきた動物病院。真新しい院内のカラフルな壁には、ワンちゃんや猫ちゃんのイラストが描かれ、とてもポップな印象。しかもそれらは全て院長の手によるものだというから驚きだ。その他には院長先生が子どもの頃から集めていたという動物のフィギュアも院内の明るい雰囲気作りに一役買っている。そんな院内の雰囲気通り、明るく元気な時松院長と、それを内助の功で支える、ふんわりとした雰囲気が魅力の時松彰子先生に、学生時代のお話から診療上のポリシーなどを伺ってきた。(取材日2009年11月19日)

患者さんの立場になって一緒に悩み、一緒に悲しむ治療を

お二人が獣医師を志されたきっかけを教えてください。

【時松院長】物心ついた頃から動物が大好きで、子どもの頃の夢は「動物園で働く人」でした。休みのたびに父親に大阪の天王寺にある動物園に連れて行ってもらい、大好きなゴリラやカバを観察していましたね。しかし団地住まいだったもので犬や猫などのペットは飼うことができず、家では近所で捕まえてきたイモリやトカゲや昆虫を育てていたのを覚えています。しかし、小学校2年生のときに近所にある親せきの家で、いとこ同士で協力してお世話をしながら皆で犬を飼うことになったのです。それまでずっと我慢していた分、とても嬉しかったのを覚えています。その子には、コロという名前をつけて可愛がっていたのですが、ある日突然、事故で亡くなってしまって・・・。飼い始めて間もない頃の出来事だったもので悲しすぎて事実をなかなか受け入れられなかったのですが、それをきっかけに将来、獣医師になることを心に決めました。その気持ちはずっと変わることはなく、小学校の卒業文集にも『獣医さんになりたい』と書いています。 【彰子先生】私も幼い頃から動物好きな子どもで、院長と同じように小学校の卒業文集には『獣医さんになりたい』と書いていました。初めてペットを飼ったのは小学校6年生のときです。それまでは集合住宅に住んでいたのですが、親の仕事の関係で行った広島でペットを飼えるお家に住むことになり、パグ犬の「たくろう」が我が家に来ることになりました。それまでは野良猫を見つけて家に連れて帰っても「飼えないから返してきなさい」と言われ諦めてばかりだったので、自分の家に動物がいるのが嬉しくて仕方がありませんでした。毎日のように母と妹と3人で、たくろうを連れて近所の川沿いを散歩していたのを覚えています。しかし、年齢を重ねるにつれ心臓が弱くなってしまっていたようで、私が大学1年生のときに突然亡くなってしまったのです。すでに、獣医の勉強を始めていたこともあり、「なぜ早く気づいてあげられなかったのだろう」「もっとしてあげられることがなかったのか」、そう考えると涙が止まらず、学校の授業にも泣きながら出たことを覚えています。

それらの経験が今、仕事をする上で役立っていると思うことはありますか?

【彰子先生】やはり、飼い主さんが抱えているペットに対する想いや悩みを、リアルに感じてあげられるという点ですね。私たちはまず、診療に来てくれている動物が自分の飼っている子だったらと想定して、飼い主さんとお話をするようにしています。もちろん、最終的には医師としての判断を下さなければいけないのですが、診療の入り口は常に「飼い主さんの気持ちを理解して差し上げること」でなければいけないと考えています。そうでないと、本当に心がこもった治療はできないのではないでしょうか。 【時松院長】つまり、私たちは「飼い主さんと一緒に悩む」治療を心がけているのです。たとえば、飼い主さんの事情を鑑みて「手術」と「投薬のみ」という2つの治療方法をご提案したとします。それを聞いて、どちらを選択するか悩んでしまった飼い主さんがいらっしゃったら、「私が患者さんの立場で、この子が自分のペットだったらどうするかな?」とベストな治療方法を選ぶために一緒に考え抜くようにしています。もちろん、ときには「獣医師としては、こちらがおすすめです」とハッキリと提案することもありますが、基本的には「一緒に悩み、一緒に悲しむ」という気持ちで患者さんとは接していますね。

「人としての生き方」や「人づきあいの大切さ」を学んだ大学時代

大学はどちらのご出身ですか?

【時松院長】2人とも麻布大学の獣医学科で、同じ研究室に所属していました。でも実は私は、麻布大学に入る前に、とある大学の水産学部に推薦入学で合格していたのですが、いざその大学に入学するとなったときに、自分が獣医師の夢を捨てきれないでいることに気づいてしまいました。その気持ちを、その大学の生活指導の先生に思い切って伝えに行ったのですね。すると先生は、「自分の夢を追うのは大事なことだからね。でも、推薦入学を取りやめるということは、キミの高校の信用がなくなって後輩たちに迷惑がかかるから退学ではなく、休学という形にしなさい」と言ってくださいまして。その言葉を受けて大学は休学扱いにして、予備校に1年間通うことにしました。しかし休学扱いということは学費が発生してしまっています。親に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだったぶん、予備校時代の1年間は本当に頑張って勉強をしました。

麻布大学時代の印象的な想い出を教えてください。

【時松院長】私は、所属していた研究室で、「人としての生き方」や「人づきあいの大切さ」というものを、かなり厳しく教えていただいたことを覚えています。私は、研究室の教授や先輩、仲間との、ときにはお酒を交えたコミュニケーションの中で上下関係や挨拶はもちろん、人は一人では生きていけないのだということを学んでいきました。かなり規律に厳しい教授だったので、時々は堅苦しさを感じることもありました。でも、社会に出て会社の先輩方や上司の方と接したときに、特に問題なく関係を築くことができたのは、この研究室での経験があったからなのだろうなと思いました。今でも、教授とはお付き合いがあり時々お会いするのですが、やはりいまだに緊張してしまいますね。

大学をご卒業されたあとは動物病院に勤務されたのですか?

【彰子先生】私も、その研究室でいろいろなことを学び、教授に対する想いは基本的には院長と同じなのですが、お酒が苦手なのでそういった場は少し苦手ではありましたね(笑)。

どれくらいの期間お勤めされていたのですか?

【時松院長】いえ、当時は資格をとっても、親や身内が開業をしていないと獣医師になるのは難しい時代だったもので、私は製薬会社の研究所に、彼女は化粧品関係の研究所にそれぞれ就職をしました。私の場合、薬という人が生きていくために必要不可欠なものを生み出すためには大事なことなのだとわかりつつも、動物で実験をするのがとても辛かったですね。

散歩コースに病院を取り入れてもらい、普段から動物たちとのコミュニケーションを密に

こちらに開業された理由を教えてください。

【彰子先生】私の実家がこの近辺なもので、馴染みが深い街だったのがこのエリアに開業した大きな理由ですね。でも、サラリーマンとして働いていた何のベースもない二人だったので、力を合わせて頑張っていくためにも、「家賃を抑えたいから狭くてもいい。でも、患者さんが通いやすいところ」「生活もあるので、実家が近くて、親にサポートをお願いできるところ」という条件をつけて物件を探す必要があったのです。そして、条件をクリアする物件が見つかった下高井戸に開業させていただきました。そして、そこで12年間診療を続け、2009年4月に、明大前のこの場所に引っ越してきました。 【時松院長】こちらに引っ越してきて良かったなと思うのが、今までは状態の悪い子がいれば泊り込みで看ていたのですが、病院兼自宅となったので、今は泊まることなく看る事ができるようになりました。また、当院にかかっている患者さんであれば急に何かあっても家にいればすぐに対応できますし、電話に出られなかった場合でも連絡先を残していただければ、こちらからご連絡させていただいています。こちらで対処できない場合は、他の病院をご紹介させていただくこともありますよ。

お二人が、地元の動物たちの「かかりつけ医」として大切にしていることは?

【時松院長】患者さんの気持ちを、きちんと理解してあげるのと同時に、動物たちにも受け入れてもらえる獣医師を目指しています。たとえば、動物たちだって初めて来る場所というのは恐いですよね。その恐怖感を少しずつでも取り除いてもらうために、飼い主さんに病院の前を散歩コースに入れてもらうようにお願いしたりもしています。主にワンちゃんですが、散歩コースに取り入れてもらうことでこの場所に通うことにも慣れますし、来てくれたときにコミュニケーションをとれば私たちにも徐々に慣れてくれるので、その後の治療がやりやすくなるのです。なので、うちに通っているワンちゃんたちは、治療中もフレンドリーな子が多いですよ。 【彰子先生】そこまでは無理な方でも、月に一度、体重を量りに来てくださるだけでも、動物たちの慣れはだいぶ違いますね。そういうふうに普段から慣れてもらっておくと、実際に病気になったときでも嫌がらずに病院に来てくれます。 【時松院長】その他には、検査や治療の際は、「何を・なぜ・何の目的で」するのかを明確にして、動物たちがどのような治療を受けているのか飼い主さんが充分把握できるような説明を心がけていますね。ちなみに、私のポリシーは、なるべく専門用語を使った説明をしないことです。そして必要に応じて、各専門医や大学病院・二次診療施設と連携をとりながら治療にあたっています。

院長先生は先ほど患者さんにお電話でアドバイスをされていましたが……。

【時松院長】うちで手術をした子の飼い主さんとの電話ですね。退院するときに、私がちょっと忙しくてきちんとお話できなかったもので改めて電話をさせてもらったのです。でも、そういう場合でなくとも何か理由をつけては飼い主さんに電話をかけて、動物たちの様子を聞かせてもらっています。はしゃぎすぎてはいないかなども後ろで聞こえる、その子の声でわかりますからね。とにかく治療をして、帰しっぱなしということはしません。私はそれが、一度でもその子に関わらせてもらった獣医師の役目だと思っています。

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