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吉村武仁 副院長の独自取材記事

ロイヤルペットクリニック西馬込本院

(大田区/西馬込駅)

最終更新日: 2023/01/22

都営浅草線西馬込駅より徒歩5分。国道1号線沿いにある「ロイヤルペットクリニック西馬込本院」。病院の前に駐車スペースがあり、車で訪れるにも至便なロケーション。診療は年中無休で、往診、送迎、トリミング、ペットホテルと多様なサービスを展開している。1964年の開院以来、地域に密着した動物病院として愛されており、吉村武仁副院長は3代目として信頼を深めるべく日々診療に取り組んでいる。現在は、川崎、大森海岸にも分院を持ち、専門性を持つ獣医師たちと連携をとりながら、外科、内科、皮膚科、眼科、循環器など幅広い疾患に対応している。診療以外にも「歯磨き」「食生活」「車酔い」など、さまざまな相談も気軽に受け付け、犬の散歩の途中に立ち寄る人も珍しくないそう。そんなアットホームな雰囲気の病院のこれまでの歴史や治療に対する思いなどを、吉村副院長に伺った。 (取材日2012年8月22日)

3代目の獣医師として信頼を引き継ぐ

獣医師を目指されたきっかけを教えてください。

実は僕は3代目なんです。祖父からはじまり、父は当院の院長です。開業からは50年近くになります。以前は、ここから10分程の住宅街にあり、自宅と病院が一緒だったので、病院には小さい頃から遊び感覚でしょっちゅう行っていました。そこでこっそり手術や治療の様子を見ていて「ああやるのか」「こうすると治るんだな」と幼心に知識を学んでいたと思います。同時に楽な仕事ではないことも父の姿を見て感じていたので、果たして自分にもできるものなのかと、直ぐには継ぐことを決意できませんでした。でも、高校生になり進路を考えた時に、やはり父と同じ道を目指そうと決心しました。今では継いで良かったと思っていますし、自分の仕事に誇りも持っています。大学卒業後は、日本獣医生命科大学病院に研修医として勤務しました。新卒で右も左もわからない人間が、いきなり2次診療の施設に行ったので、寝る暇も惜しんで勉強しました。外科研究室に所属させていただき、手術が入れば深夜まで続くこともあり、そんな日は徹夜したまま朝から大学病院で診察というハードな生活で、体を壊したこともありました……。ですが、若い時の苦労は買ってでもしろとはこのことですね。今も大学の専門の先生と人脈もありますし、皮膚科、循環器など全ての診療科目を学ぶ得難い経験ができました。

こちらの場所に病院を移されたきっかけは?

よりアクセス便利な場所を探していた頃、ちょうどこのマンションが立ちました。実はオーナーさんが動物好きな方で、犬の銅像がエントランスに立っていて、「動物と共存できる住空間にしたいので、1階に動物病院に来てほしい」と声をかけていただきました。車での来院も便利な場所でもあったので、こちらに移転してきました。ここにきて父と一緒に働いていた時期もありますが、次第に任される領域が増え15年前に副院長になり、父は川崎病院をメインに診察しています。僕はこの辺りが地元なので、僕を小学生の頃から知っているという患者さんには「こんなに大きくなって、まさか診てもらうことになるとは」と驚かれますね。そんな患者さんの息子さんや娘さんが僕と同じぐらいの年になってまたいらっしゃる。うれしい関係が何十年も続いています。父を知っている方には、僕は「若先生」なんて呼ばれています(笑)。

患者が求めるサービスを幅広く提供

患者さんの特徴を教えてください。

こちらの地域はご高齢の方も多いので、往診や送迎サービスなども行っています。重いフードや薬などが欲しくても、ご高齢の方々にとっては病院にいらっしゃるのも大変な負担だと思います。なるべく飼い主さんが「こうしてほしい」という思いに応えたいと始めました。往診で病院からお宅にお伺いする場合には、持って行けるものに限りがありますので、検査が必要な場合などはお伺いして、一度病院に連れてきて検査後に再びお送りします。その他ペットホテルとトリミングも行っています。トリミングでも、獣医師が細かく全体のチェックをして、些細な変化や病気を早期発見するようにしています。また、駐車場がありますので、遠方からいらっしゃる方も多く、以前この近くに住んでいて引っ越された方も継続していらしてくださるんです。

治療で心がけていることは?

患者さんにはなるべく専門用語を使わないように病態や病状をわかりやすく説明しています。僕らが一番良い治療だと思っているものが、必ずしも患者さんにとってベストな治療とは限りませんので、ニーズにあったオーダーメイド治療を心がけています。当院は「休みの日に動物の具合が悪くなったらどうするんだ」という父の考えで年中無休です。大変ですが、お正月には「どこもお休みなのに助かりました」と感謝されることもあり、続けていて良かったと思います。今でこそ獣医師が5名という体制なので交替で休みをとることができますが、父の時代はたった一人で診ていたので、そこはすごいと尊敬しています。

これまで印象に残っているエピソードを教えてください。

80歳を過ぎて一人暮らしのおばあさんが猫を連れて来られて「私はこの子がいるから生きて行けるの」と言われた時には、獣医師としてさすがにプレッシャーを感じずにはいられませんでしたが、人間にとって動物の存在の大きさを再認識させられる出来事でもありました。他にも、15年程前からお付き合いのある患者さんがいらして、ある日電話があり「血便が止まらないんです」と言うのです。たくさん猫を飼っていらっしゃるお家だったので「どの猫ちゃんの具合が悪いのですか?」と尋ねたところ「いや、実は私なの……」と。「えっ、人ですか。それは人間のお医者さんに行ってもらわないと」と答えたものの、こういう仕事柄、症状等をいろいろと問診してしまい「もしかすると腫瘍が出来ている可能性もあるので、すぐに大きな病院で検査を受けたほうがいい」とアドバイスしたのです。すると1週間後に電話があり「先生、がんだった。早めに気付いたから大事に至らなくて助かりました」と聞き、ホッとしました。普段から診療以外の話を気軽にしていだだける関係があって本当に良かったです。

ジェネラリストであり、スペシャリストでもありたい

やりがいを感じるのはどんな時ですか?

獣医界に半導体レーザという医療器機を広める活動として、その講師を務めていた経歴もありますが、これが素晴らしい器械で、出血させる事無く腫瘍等を切除する事ができるのです。以前こんな話がありました。お尻にすごく大きな出血している腫瘍ができていて、他の病院でもう高齢なので全身麻酔もかけられないし、そんなに痛がっているのなら安楽死しなさい、と……。その子を長年連れ添った飼い主さんはその決心ができずに相談にいらして、局所麻酔とそのレーザを駆使し、とても大変でしたがなんとか切除することができ、大変感謝されたことがありました。大変なことや苦労があっても「先生、治してくれてありがとう」と言われると一気に疲れが吹き飛びます。不幸にも亡くなってしまった場合でも、新しい子を飼った時に再び連れて来てくださると、言葉がでないぐらいうれしいですし、もっと頑張ろうと意欲が湧きます。これからは人間と同じように動物も眼科、皮膚科など、専門性が求められるようになると思いますが、僕はこれからもホームドクターというスタンスは変えずにトータルに診ながら、同時に専門性を高めていくのが目標です。今後も患者さんに信頼され喜ばれるように、動物病院としてレベルアップを図っていきたいです。

飼い主が気を付けるべきことはありますか?

日常生活で起こっていることをよく観察すること。よく獣医科は人でいう小児科なんていわれていますが、患者さんが病状を話してくれませんので、いつもはこんな格好しないのにとか、いつもより水を多く飲んでいるなど、そんなちょっとした変化に気づいてあげてください。水は飲まないより飲んでいるほうが良いと誤解されている飼い主さんも意外と多いですが、普段より多く飲んでいる時には、いろいろな病気がバックグラウンドに隠れているサインかもしれませんので、早めに病院に連れて行っていただきたいですね。病気も早期に発見できれば大事に至らないケースも多いので、動物を飼うのであれば難しい診断はできなくても、こういうことがあったら病院に行かなきゃ、という基本的な知識は持っていてほしいです。

プライベートについても少し教えてください。

休みの日には、僕は家でのんびりと過ごすよりも、基本的に体を動かしたりすることが好きなので、朝から気分転換にジムに行ってしっかり汗をかきます。その後においしいものを食べに行ってしまうので体重はあまり減りませんが……。病院にはゴールデンレドリバーが2匹いて、スタッフと交替で散歩に連れて行きます。また仔猫も1匹いて、その猫はある小学生が病気で弱っている野良猫を拾ってしまい、飼えないからと病院に預けられた子なのですが、治療をしているうちにすっかり愛情が湧いてしまい引き取っちゃいました。もちろんその様なケースを全て受け入れることはできないのですが……。

最後に読者にメッセージをお願いします。

そろそろペットを飼ってみたいと考えている方はぜひ相談してほしいです。「どういう風に飼ったらいいの?」「爪切りはどうやるの?」「おしっこのしつけはどうすればいいの?」など、何でも聞いてください。「どんな種類を飼ったらいいですか?」と聞かれることもありますが、さすがにそれはご自身の好みもありますし、それぞれご家庭の生活スタイルに合った大きさや種類を選択されれば良いのではないでしょうか(苦笑)。子どものしつけと一緒で、飼い始めの小さい頃は、教えることがたくさんある大切な時期。例えば、おやつを与え過ぎてしまうと、その味を覚えて普通の食事を食べなくなり、食が細くなったりしてしまうので気を付けるべきです。食べたいものだけを食べさせるのは健康にはよくありませんので、獣医師としてアドバイスをしていきます。ダイエットしているワンちゃんは、お家で体重を測るのは大変だと思いますので、散歩の途中に診察がなくても体重計だけ使っていただいても結構です。みなさんもどうぞお気軽にお立ち寄りください。

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