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日下 雄太 院長の独自取材記事

くさか動物病院

(朝霞市/北朝霞駅)

最終更新日: 2023/02/24

JR武蔵野線北朝霞駅・東武東上線朝霞台駅より徒歩約9分の「くさか動物病院」は、犬・猫だけでなく、チンチラやうさぎなどのエキゾチックアニマルの診療も数多く手がけるクリニック。さわやかな笑顔と優しい語り口でオーナーからの信頼も厚い日下雄太院長は、自身も小さい頃から多種類の動物たちに囲まれて育った生き物好き。家族の一員としてペットを愛するオーナーの気持ちに寄り添い、検査やデータに基づいた丁寧な診療を行っている。2021年に新築移転したばかりの院内は洗練された印象で、広いオペ室やドッグラン、犬・猫・エキゾチックアニマルの3ゾーンに分かれた入院室、シャワーつきの特別室などを用意している。最近は猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療にも力を入れ、獣医は天職と語る日下院長に話を聞いた。(取材日2016年4月19日/再取材日2023年1月19日)

根拠のある診断・治療と丁寧な説明を大切に

2021年、新築移転されたそうですね。

おかげさまで、通ってくださる方が増えて手狭になって来たのと、さらに良い診療環境を整えようという思いもあってこちらに移ってきました。入院室を犬、猫、エキゾチックアニマルの3ゾーンに分けましたので、動物たちにとってもより良い環境を提供できるようになりました。診察件数は、犬猫と、エキゾチックアニマルで半々といったところで、エキゾチックアニマルの診察の多さが当院の特徴です。残念ながら爬虫類と両生類は診ることができないのですが、チンチラ、うさぎ、ハムスター、フェレット、ハリネズミやデグー、それに文鳥やセキセイインコなどの鳥類も診療対象にしています。エキゾチックアニマルは診察される動物病院が比較的少ないせいか、関東一円から来院されています。

診療の際、大切にされていることは何ですか?

きちんと検査や触診、問診をして症状の原因を探り、「エビデンス」つまり科学的根拠に基づいて診断・治療をするということを意識しています。ペットは言葉をしゃべることができませんから、自ら痛みや不快感を訴えることができません。だからこそ私たちは具合の悪いところ、その原因を見つけてあげることが使命なのです。そのためにどうしても検査が多くなったり、触診など診察に時間がかかることもあります。当院では根拠のある診断・治療を行うためにさまざまな検査機器や治療機器をそろえています。ただCTやMRIは専門の機関をご紹介します。また、オーナーさんにわかりやすく病状を説明して、納得された上で治療に入ることも大切にしています。時として治療費が高額になることもありますから、オーナーさんが不安や疑問なく納得されているかどうかということは重要です。

レーザーなどの機器もそろえていらっしゃいます。

緩和治療やヘルニアなどは、できるだけペットに与える負担を少なくするため、レーザー治療機を用いて手術を行うことが多いですね。出血も少なく、傷口も小さく済みやすいのが利点です。その他に、外から腫瘍などの患部にレーザーをあてるような使い方もできます。私は日本レーザー獣医学研究会にも所属していますので、そこで機器の使い方をマスターしました。また以前の職場で内視鏡や超音波を使用した検査と手術も数多く行ってきたので、炎症性腸疾患、リンパ腫、リンパ管拡張症など消化器系の診断をつけるためにもよく用いています。

猫伝染性腹膜炎。治療を諦めず相談を

どのような時に受診すればよいのでしょう?

オーナーさんの「いつもと違う感じがする」という観察眼が大切になります。ペットとできるだけ長く快適に過ごせるよう、普段からどこか具合が悪くないか?としっかり観察して「おかしいな」と思ったらなるべく早く医療機関にかかることが健康寿命を伸ばすコツです。また動物ごとに注意したほうが良い点が違いますから、自分が飼っている動物はどんな病気が多くて何に気をつけていくべきか、あらかじめ獣医師などに聞いておくのも良いでしょう。

猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療にも取り組まれています。

全国的にも治療できる医療機関が限られているので、関東一円はもとより全国から来院されています。以前は非常に治療費が高額になることもあり、治療を断念されるオーナーさんが多かったのですが、新薬の開発や治療法の進歩で、かなり身近なものになってきました。もしいろいろなご事情で治療を断念された方がいらっしゃったら、ぜひご相談いただきたいです。この病気は進行に個体差が大きく、数日で急変する場合や、進行がとても緩やかな場合など本当にさまざまです。試してみる価値のある治療法だと考えています。この疾患に関しては完全予約制で診療していますので、お問い合わせください。

猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療はどのように行われるのですか?

症状としては食欲不振、腹水がたまる、発熱、黄疸などがあげられます。当院に来られる時には、かかりつけの動物病院で疑いを含め診断がついていることがほとんどですが、かかりつけでは治療が難しいため、オーナーさんが治療できる医療機関を探して当院へ来院されることが多いですね。まれに別の病気であることもありますから、来院されたら確定診断のために各種の検査を行います。結果が出るまでに約一週間かかりますので、すぐにFIPの治療を開始することをお勧めしています。投薬は服薬か注射で行います。ウイルスを退治するために投薬は84日間続ける必要がありますので、注射の場合は入院していただくかオーナーさんご自身でお願いしています。治療開始後は地元のかかりつけ医と連携して治療できますので、基本的に来院は最初の1回だけで大丈夫です。逆に必ず直接診察させていただかないと、治療を開始することはできません。

健康を保つコツは粗食

近年はチンチラやうさぎの飼育がブームですね。

最近特にチンチラは多いですね。チンチラは歯の病気や子宮疾患、消化器疾患、腎臓、膀胱などの泌尿器系も多いですね。うさぎは食欲不振かな?と思っていると、不正咬合など歯の病気にかかっているケースがあります。不正咬合は歯が伸びすぎて咀嚼しにくくなる症状で、遺伝のほか固いものばかり与えるなど食生活も原因となります。あと女の子は子宮疾患、特に腺がんが多いです。月齢6ヵ月以降に避妊手術をしていれば防げる病気で、3~4歳を過ぎると子宮疾患のピークを迎え、約半数が罹患するといわれているので、それまでに避妊手術をすることをお勧めしています。またフェレットは副腎疾患、膵臓に発症する内分泌腫瘍のインスリノーマ、リンパ腫が多く、副腎疾患は脱毛が目立つ兆候です。

犬・猫で気をつけたい症状にはどんなものがありますか?

犬は消化器疾患や肝臓病、皮膚のアレルギーなど。猫は膵炎や炎症性腸疾患、リンパ腫、あとは加齢による糖尿病、腎臓疾患、甲状腺機能亢進症などに注意が必要です。猫の膵炎や腸疾患は、毛玉を吐くのでそれが病気のせいだとなかなか気づきにくいものです。見分け方は、吐いたものに毛玉が入っているかどうか。未消化の食べ物ばかりを吐いている場合は、その頻度が低くても、やはり膵炎を疑ったほうがいいでしょう。甲状腺機能亢進症は食欲はあるけれど、食べてもなぜか痩せていく場合と、あとは慢性の下痢。食事療法や服薬で済む程度であれば当院で治療しますし、それ以上の状態で高度手術が必要な時には近くの総合病院を紹介しています。

最後に読者へのメッセージをお願いできますか?

オーナーさんにとってペットは、自分の子ども同然であったり、生きがいになっている方も多いことでしょう。私自身も、犬、猫、うさぎ、モルモットと一緒に暮らしていますし、小さい頃から動物たちが身近にいてくれましたから、オーナーさんの愛情を注ぐ気持ちがよくわかります。そんなお気持ちにも寄り添いつつ、薬を処方するだけではなくきちんと検査して治療するというのが当院のモットーです。ペットの健康のためには、人間と一緒で粗食が一番。ついついおやつを与えがちですが、余計なものは与えないのがペットのためでもあるんです。また健康診断などで、定期的に調べるのもいいと思います。実際に気軽な気持ちで検査を受けて大きな病気が見つかるケースは案外多いのです。しかし基本的には、いつもと違うな、と感じたら早めに受診することが肝心。いつでも気軽に受診してください。

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