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小川 圭一 院長の独自取材記事

西調布犬猫クリニック

(調布市/調布駅)

最終更新日: 2023/01/22

新宿から電車で一本でアクセスのできる西調布駅。三鷹や府中からも通いやすく、調布インターチェンジからも近いなど、多様なアクセス下にあり、静かで自然が多く、過ごしやすそうな場所だ。「西調布犬猫クリニック」は駅から徒歩7分の場所にある。朗らかで優しい笑顔が印象的な小川圭一院長は、院名の通り、犬と猫を対象とした診療を行っており、ペットホテルも院内に併設している。自身も動物好きであり、「実際のペットの気持ちはどうなんだ」と考え、獣医師として悩むこともあるという。そんな小川院長がこの地で開業したことは、同じようにペットを愛する近隣住民にとって幸いだったことだろう。「犬や猫、そしてその家族にとってベストな診療とは何か」と語る小川院長。治療のことからプライベートなことまで、幅広くお話を伺った。 (取材日2015年9月18日)

父から学び、動物たちに囲まれ獣医師へと成長

落ち着いた雰囲気が印象的な院内ですね。

ありがとうございます。真っ白というカラーでなく、肌色も取り入れて、シックな面を演出しています。また、床は待合室・診療室ともに同じ柄にし、部屋間は段差のないフラットな状態にし、全体的に統一感がでるように意識をして設計を考えました。当院の機能的な特徴として、ワンちゃん用と猫ちゃん用にそれぞれ独立した診療室を用意している点が挙げられます。ワンちゃんの診療室には窓を設置し、外から中の様子がわかるようになっています。一方の猫ちゃん用診療室ですが、周りの人間の動きや物音に反応するデリケートな性格に配慮し、こういった要素を遮断するため、窓を設置していません。それだけでなく、私を含めたスタッフはペットが驚かないように一つひとつの動作や、ドア開閉時の物音についても気を配り、恐怖心を与えないよう気をつけています。

西調布で開業した理由をお聞かせください。

私は今は調布市に住んでおりますが、実家が多摩市でしたので、高校時代は通学する際に調布を通っていました。そのため馴染みがあり、かつ土地勘もあることが、この地で開業した大きな理由です。ここはアクセスが容易な条件である、という利点もあります。目の前が甲州街道であり、高速道路のインターチェンジや調布飛行場からも近いので、近場に住んでいる方はもちろん、新島や大島といった東京の離島から診療にいらっしゃる方もいます。さらに西調布は都会と自然がうまく融合しており、住みやすく、便利な場所です。多摩川が近くにあり、公園も多いので、ワンちゃんネコちゃんを飼いやすい環境なのではないでしょうか。

獣医師をめざしたきっかけとは?

やはり、動物が好きだからですね。私は幼少期を青森で過ごしたのですが、そこで犬をはじめ、ウサギ・亀・金魚・リスやニワトリなど、様々な動物を飼っていました。小鳥に至っては50羽ほども(笑)。父が動物を大好きだったことがきっかけです。さらに両親はそろって看護士をしており、命に関わる仕事をしている人が身近にいたのも大きかったですね。姉も看護士になりましたから両親の影響は多大にあったと思います。そんな環境で育ったこともあり、子ども心に「動物に関わることをしたい、それなら動物のお医者さんがいいな」というイメージを持っていました。すでに小学生の卒業文集で、「なりたい職業は?」という質問に対して「獣医さん」と答えていましたので、両親と動物たちから受けた影響は大きかったのでしょうね。

できるだけ痛みを軽減するがん治療をモットーに

がんの診療にも力を入れているそうですね。

現在、ワンちゃん、ネコちゃんの死亡原因の半分はがんであると言われています。30年前はフィラリアで亡くなるというケースが多かったのですが、そんな当時に比べ、ペットの寿命はかなり伸びました。がんという病を患ってしまうほど長生きできるようになった、とも言えます。「長生きしているとがんを発症する機会が増える」という点は、人間と同じですね。私は2011年まで麻布大学付属動物病院腫瘍科レジデントとして、診療に携わっていましたが、多い日は腫瘍科全体で1日80件もの診療を行うこともあり、忙しい日々を過ごしました。そんな環境でしたので、ペットのがんはもちろんですが心臓、腎臓などに関わる疾患は増えているな、と当時から実感していました。大学病院の専門科だったこともあり症状がかなり進行している、また他病院から紹介されて手術を受けにきた、といった難しいケースが多かったですね。腫瘍科を診る獣医師として、大変な時期でしたが、貴重な経験となりました。

痛みやストレスに配慮した治療について、教えてください。

痛みを伴う手術はペットにとって大きなストレスとなります。生体への負担はできるだけ軽減したい。がんの治療の場合、適切な対処をしなければ、術中や術後に大きな痛みが起こる恐れがあります。その対策のひとつとして、当院では手術を控えたペットに既に重度の疼痛があると判断した場合には、1週間前からご自宅で痛み止めを飲んでもらうようにしています。そうやって痛みへの対策を前もって開始し、さらに手術前、手術中、手術後と段階を踏んで鎮痛剤を使用します。こうすることによって、鎮痛剤がより効果的に働くようにしている訳です。鎮痛剤の使い方については、マルチモーダル鎮痛の考え方を採用しており、効果の異なる薬を併せて服用することで、効果的に痛みを軽減させるようにしています。また一方で、バランス麻酔という手法も用いています。これはひとつの麻酔をたっぷり使うと、その麻酔のデメリットが多く出てしまうリスクが考えられるため、それを軽減するため、異なる麻酔を組み合わせてそれぞれのデメリットを最小限に調整する、といった手法です。

小川院長にとって理想的な治療の流れとは?

先ほど避妊手術を行ったばかりなのですが、患者であるワンちゃんは、鎮痛剤の効果で今もすやすやと眠っています。ペットにとっては眠っている間にすべてが終わっていて、目覚めた時に「ん?何かあったのかな?」くらいの感覚でいてもらうことがベストですね。痛みをしっかり管理してあげると、手術翌日も元気に帰られることがほとんどです。飼い主様は自分のペットがきっと疲れて元気がないだろう、というイメージで迎えにいらっしゃるので、元気になった姿を見て安心していただきたい。できるだけ痛みを抑えた治療を実現させることができれば、ペットも飼い主様も、術後を幸せな気持ちで迎えることができます。

ペットの異常にいち早く気づくため、飼い主もかかりつけ医へ

診療を通して想うことについて、お聞かせください。

早期発見、早期治療をもっと実現したい。しかし、ペットが定期健診を受ける機会は人間に比べると少ないですし、動物は言葉で自分の病状を伝えてくれる訳でもありません。こういった要素があり、早期発見は難しいのが現状だと思います。まさか自分のペットが、がんにかかっているなんて想像していなかったと驚く飼い主様もいらっしゃいます。しかしその一方で、ペットのことを獣医師以上に理解しているのも飼い主様なのです。一見元気に見えるワンちゃんでも、飼い主様から見ると、いつもと様子が違う。その言葉を受けて診察してみると、思わぬ病気を発見できた、ということも多々あります。ですから、飼い主様が普段からペットの健康状態をもっと気にかけながらコミュニケーションを取っていただければ、ペットの健康にとって良い結果につながるのでは、と思います。

ペットの病気について、早期発見を実現するコツとは。

例えば、飼い主様がペットを撫でてあげる時は、「この子は身体にしこりや異常があるかもしれない。それを見つけ出す」くらいの気持ちで触ってあげてほしいのです。実際にそうやって、小さなしこりに気づいて来院されたケースもあります。それに加え、健康診断を受けていただくことですね。年齡問わず、年に2回受けることができれば理想的です。特に注意してほしい年齡は9歳です。この年齡を越えると、がんを患いやすくなります。ですから、9歳が近くなってきたらペットの状態をより真剣に観察し、健康診断を検討していただきたいと思います。開業医となってからは、健康診断をきっかけに、何らかの病気を発見する機会が増えました。病状によっては大学病院への紹介も可能ですので、気になることがありましたら、まずは相談にいらしてください。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

獣医師として私が想うことは、飼い主様とペットの双方に良い生き方をしてほしい、ということです。一緒に生きている間に、素敵な思い出をたくさん作る。その為にも、ペットの健康について、飼い主様と共に考えることができたらいいな、と思います。仮に病気になってしまったとしても、早期発見できれば、その病とうまく付き合いながら寿命を全うすることだって可能です。健康に楽しく生きていたい、と思うのは自然なことで、ペットも基本的には同じ思いでいるのではないでしょうか。獣医師として、そのお手伝いができれば幸いです。ワンちゃん、猫ちゃんの気持ちも大切にした診療を続けていき、飼い主様とペットの双方にとってベストな動物病院でありたいと思います。

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