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石森 斉子 院長の独自取材記事

モフ動物病院

(江東区/南砂町駅)

最終更新日: 2023/01/22

南砂町駅から徒歩4分、南砂三丁目公園の目の前にあるモフ動物病院。「私にとって一番大切なのは、ペットがいる生活」というのは、愛犬「モフモフ」を溺愛している石森斉子院長。同院では犬猫の診療や健康管理、予防治療はもとより、飼い主への飼育アドバイスや勉強会・里親会など各種イベントにも力を入れている。「飼い主さんとペットの幸せな生活のサポートがしたい」という石森先生に、獣医師になったきっかけから開業に至るまでの経緯、ペットを飼うことや動物への思い、今後の展望などについてたっぷりと語ってもらった。(取材日2016年11月25日)

東北でのボランティア経験が開業のきっかけに

獣医師をめざしたきっかけは?

幼い頃から動物が大好きで、犬や猫、うさぎ、ハムスター、モルモットなどたくさんの動物を飼っていました。家族も動物好きで、家の中には常に動物がいたんです。その影響もあり、将来は動物に関わる仕事をしようと思っていました。動物園の飼育員、イルカの調教師、競馬のジョッキーなど、漠然とした思いでしたが。そして高校時代に獣医学部へ進学することを決めました。大学の研究室では動物行動学を専攻し、研究職への憧れもありましたが、卒業後は動物病院に就職することに。そこで犬猫や小動物などの診療に携わるようになりました。勤務医時代に最も掘り下げていきたいと思ったのが犬猫で、今は犬猫専門としています。手術や治療が好きで獣医師になったのではなく、ただただ動物が好きという自然な流れで獣医師になりました。

開業までの経緯を教えてください。

もとは東日本大震災の前に開業しようと準備していました。しかし、開業予定だった豊洲が液状化で問題になったり、私も東北へボランティアに行ったり……。開業どころではなくなり一度辞めましたが、東北での経験がきっかけとなり、再び開業を決めました。実は、専門学校の講師や動物愛護協会での勤務、犬猫の殺処分数を減らす活動への参加など、臨床以外にも視野を広げようとした時期もあり、そこでいろんな人に出会いました。動物好きかつ秀でた何かを持っているこの人たちのように周囲の役に立つには獣医としてもっと精進しなければならないと、改めて臨床医として邁進すると決意しました。開業して1年、それぞれの患者の状況にあった治療方針を自分で組み立てて提供することに魅力を感じています。なにより大好きな犬猫にたくさん会えるのがこの仕事の良いところです。

東北での経験が今につながっているのですね。

そうですね。震災後は東北のシェルターでボランティア活動を行いました。そこで実感したのが、動物のボランティアをしている人達の多くは普通の方で、ただ動物が好きという思いだけで一匹でも多くの命を繋ぎたいと頑張っているということ。犬猫の報われない現状の底上げを、ペット関連の職業ではない人達が一生懸命やっている現実を知り、私も何かしら力になりたいと思いました。もちろん目の前の患者の治療をすることも大事にしていますが、犬猫全体の幸せにも貢献したい。診察・治療にとどまらず、少しずつ活動の幅を広げていきたいと思っています。今度、院内で初めて「里親会」を開催する予定です。他にも犬猫との生活が楽しくなる勉強会やイベントを開催したいと思っています。

犬猫に優しい動物病院を

愛犬の名前から「モフ動物病院」になったとか。

愛犬「モフモフ」から名前を決めました。家族の犬ではなく自分の犬として飼ったのは、モフモフが初めてです。一度、子犬からしっかり育ててみたくて。一緒に街中やドックカフェに行けるようなトレーニングを初体験しました。これまで本などから知識として理解していましたが、なかなか思い通りにいかないという苦労がよくわかりました(笑)。モフモフはトイレトレーニングが大変でなかなか覚えてくれなかったんです。モフモフを飼ったことで飼い主としての苦労も経験していますし、飼い主がどれだけペットを大切にしているかも理解しているので、飼い主さんに寄り添った治療・アドバイスができると思っています。めざすは犬猫に負担の少ない優しい診療です。

病院の特徴を教えてください。

待合室と診察室の広さにはこだわりました。犬猫や飼い主さんの緊張が少しでも和らぐよう、待合室は半個室で、診察室にはソファを置きました。基本的に診察台の上で診ますが、怖がっている子は下でも診ます。入院も可能ですが基本的にはお家に帰ってもらうようにしています。病院はどうしても緊張してしまう場所で、喜んで入院する動物はあまりいないので入院は必要最低限にしたいです。また、15~16時は1組限定の予約制です。他の動物が苦手な犬猫もいますし、ペットが吠えたりマーキングしたりしないか緊張してしまう飼い主さんもいます。飼い主さんの緊張は動物に移るので、なるべくストレスなく診察を受けて欲しいという思いから作った枠なので気軽に利用して欲しいです。

どのような患者が多いですか?

吐き気や下痢などの消化器症状や皮膚病が多く、健康管理や予防医療にも力を入れています。猫の場合は冬になると膀胱炎になってしまうことも多いです。割合は犬7割、猫3割。江東区の獣医師会に所属しているので、自分がわからない分野は他の病院や大学病院を紹介します。地域の先生方との連携も大切にしていて、獣医師会では地域全体で協力し合い、より良くしていこうと活動しています。早急な課題として、江東区のペット防災対策に力を入れたいなと。災害が起こっても江東区なら安心、そういってもらえる地域に出来たら、人も動物も安心して暮らせますよね。私一人の力は微々たるものですが、獣医師会には多くの先生方が所属していますし、行政との繋がりもあります。これからは活動の幅も広がると思っています。

里親会や勉強会など、さまざまなイベントを開催予定

これからペットを飼う人に伝えたいことは?

飼い始めてからのチグハグをなくすために、自分の生活スタイルに合う動物かどうか考えてみていただきたいですね。うちに相談に来ても良いですし、詳しい人に相談してもいいです。もちろん「この子と生活したい」という思いも大切ですが、ただかわいいからという理由で飼い始めると、後から大変さを知ることになります。結果、手放してしまうことも。最期まできちんと飼えるのか冷静にシミュレーションすることが、犬猫の殺処分を減らすことにつながると思うんです。生きたくても生きられなかった命を多く見てきました。救えなくて悔しい思いも沢山しました。だから、安易な理由で処分される命がある今の社会を変えたいと思っています。

病院が飼い主の相談窓口に?

ペットは自分だけの力では幸せになれません。飼い主さんもペットも幸せになれる生活をしてもらうのが一番大事です。飼い主さんには最期まで飼っていただけるように、飼い方の指導をしたり、病気が重くなる前に気付くようにしたり、いろんなアドバイスを行っていきたいと思います。何か悩んでいる方は、電話でも良いので気軽に相談していただけたらと。西洋医学の他に、鍼灸やマッサージ、食事療法、ドッグトレーニングなども勉強していますので、多様な視点からアドバイスができるはずです。また、大切なのは継続することです。自分ができる範囲で継続することが、最終的に周りを助けることにつながると思います。この病院を拠点に、今後も継続してペットの幸福に貢献できるであろうことは何でもやっていきたいと思います。病院の立地を駅近にしたのは、院内で行うイベントに遠くからでも参加していただけるようにするためなんです。

最後に、今後の展望を教えてください。

私のめざす病院は犬猫が立ち寄りたいと思う病院です。そのためには犬や猫についてもっと知る必要があるし、獣医としても腕を磨かなければいけない。飼い主さんも気兼ねなく立ち寄れる、敷居の低い病院が作れたらと考えています。そして大きな目標は日本の動物福祉の向上です。今後は子どもたちに「動物と接すること・ペットを飼う」とはどういうことかを、何らかの形で伝えていきたいです。今までの経験から気付いたのですが、例えば、飼えなくなったら棄てようとする大人を説得するのはとても難しい。ペットに対する価値観がそもそも違う。そんな人にとっては、たとえ殺処分が何万頭いても、仕方ないと思われてしまうかもしれない。子どものうちに犬猫の命の大切さを伝えることで、何十年後の日本が犬猫にとって住みやすい場所になっていると良いなと。大きすぎる目標ですが、千里の道も一歩より、そう信じています。

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