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高橋 渉 院長の独自取材記事

井荻アニマルメディカルセンター

(杉並区/井荻駅)

最終更新日: 2024/09/26

西武新宿線・井荻駅から徒歩5分の場所にある「井荻アニマルメディカルセンター」。犬と猫を対象に、一般診療や歯科治療、FIP(猫伝染性腹膜炎)という猫の難病の診療などを行う動物病院だ。2018年の開業当初からペットと人どちらにも優しい医療を心がけ、フィアフリー認定やキャットフレンドリークリニックのゴールド認定を獲得するなど、院内の心地良さにもこだわっている。高橋渉院長は、優しく親しみやすい人柄の獣医師。獣医師として常に研鑽を欠かさず、最新の知識や技術を学び続けている。「地域のかかりつけ医として、ペットも人も怖くない場所という土台の上で、正しい検査や診断を行っていきたい」と高橋院長。ホスピタリティーにあふれる高橋院長に、動物病院の診療方針や力を入れている治療について話を聞いた。(取材日2024年8月28日)

家族と一番近い立場でペットの健康を見守る動物病院

こちらの動物病院のコンセプトを教えてください。

ワンちゃんや猫ちゃんはもちろん、ご家族にも優しい動物病院をめざして開業しました。広い思いやりの心を持ち、ご家族にとって一番近い存在でありたいと思いながら日々の診療に取り組んでいます。一次診療を行う動物病院として幅広い症状に対応できるよう、先進の治療法や技術を取り入れ、エコーやエックス線といった検査機器も一通り取りそろえています。診療のほかトリミングやペットホテル、一時預かりなどのサービスも行っていますので、活用してもらうことでペットの生活全般をサポートしていきたいと考えています。日々の細かなケアについても、気軽に相談していただければうれしいです。

開業にあたって、なぜこの地域を選ばれたのでしょうか?

私の父が40年ほど前から井荻で歯科医院を開いていて、現在、兄もそのすぐ近くで内科医院を営んでいます。ここ杉並区は私が産まれ育った土地でもあり、私も含め家族で力を合わせて地域の医療を支えていきたいと考えました。杉並区の中でも井荻はペットを飼っている人が多く、意識の高い飼い主さんも多い印象です。ご家族の健康は父の歯科医院と兄の内科医院で、ペットの健康は当院で見守っていけるのが理想ですね。

受診の際、ペットのストレスを減らすための工夫はありますか?

ワンちゃんと比べて猫ちゃんは神経質で怖がりな子が多いため、猫ちゃんとワンちゃんの診察室や待合室は受付を挟んでそれぞれ別になっています。診察室に入ってからはその場の環境に慣れてもらうために、いきなり診察を始めるのではなく、まずは診察台や床を自由に歩き回ってもらいます。その間にご家族とゆっくりお話ししながら、ペットとご家族どちらの緊張もほぐしていきます。ストレスケアのグッズもいろいろ用意しているんですよ。ペットにとっては通院そのものが負担となりますので、できるだけ少ない通院回数で治療できるよう取り組んでいます。

全身の健康は口の健康から、予防的な歯科治療に注力

診療の中でも歯科治療に力を入れているそうですね。

人間も動物も、歯の状態というのは全身の健康に大きく関わっています。特に歯周病になると、口の中の細菌が体の中に取り込まれることで心臓や腎臓の病気のリスクが高まるといわれています。歯をきれいに保つことが、寿命の延伸につながるのです。しかし、動物のお口の疾患は人間と違ってよほど悪くならない限り症状が現れないため、なかなか気づきづらいものです。いつもどおり食事をしていたけれど、実はとても痛がっていたということもよくあります。そのため、担当する獣医師が普段の診療の中でいかに早く異変を見つけられるかが大切になってきます。当院では歯科用のエックス線検査機器を導入し、予防的な治療ができるよう努めています。

ペットのお口の健康に関して、自宅でできることはありますか?

ワンちゃんや猫ちゃんの歯に関しては、口が臭い、硬いものをかじらなくなったなどの相談が多くなっています。ただそうした場合、症状がかなり進んでしまっていることがほとんどです。お口の異常を早期に発見するためには、ご自宅でのセルフケアも欠かせません。ご家族には、何か変わったことはないか、日頃のコミュニケーションの中でもう少し関心を向けてあげてほしいと思います。食事の際の噛み方やお口の匂いをチェックするほか、時々、口をぺろっとめくってみるのもいいでしょう。ワンちゃんの場合、歯垢が3日から5日で歯石に変わっていきますので、できれば毎日歯磨きをしてあげてくださいね。

日頃から気をつけて見てあげることが大切なのですね。

当院では年2回、ペットの健康診断を行っています。症状がある時だけでなく、元気な時にも定期的に動物病院を受診してもらうことで、病気の予防や早期発見につなげていきたいと考えています。また、当院のSNSアプリアカウントでもさまざまな相談を受けつけています。画像のやりとりもできるので、日常で気になるちょっとしたことや、動物病院にかかったほうが良いのか迷った時にも、こちらのアカウントを通じて相談していただけます。

丁寧な説明と精密な診断で、些細な不安や疑問も解決

獣医師をめざしたきっかけや、やりがいを感じる瞬間について教えてください。

子どもの頃から生き物に興味があり、母からもらった獣医師が主人公の本が大好きでした。はっきりとしたきっかけは覚えていないものの、父が歯科医師だったこともあり、物心ついた頃には獣医師になりたいと考えていましたね。大学時代には、動物の保護活動を行うサークル「犬部」に所属し、保護したワンちゃんや猫ちゃんを新しい飼い主さんと結びつける活動を行ってきました。開業してからは、地域の人が自分を頼って来てくださるのをとてもうれしく感じ、夜間の救急などにもなるべく対応するようにしています。頼ってもらえるというのが私にとっては仕事の原動力になっていますし、何より治療をうまく進められて、飼い主さんが喜んでくださった時には、獣医師になってよかったと改めて思いますね。

飼い主さんと接する際、大切にしていることはありますか?

ワンちゃんや猫ちゃんのご家族にもリラックスして過ごしてもらいたいので、まずは目線を合わせることを心がけています。そして、一人ひとりに対してなるべく時間を取ってお話しするようにしていますね。私自身、犬も猫も飼ったことがあるので、ペットを大切に思う気持ちはとてもよくわかります。ペットの調子が悪いとご家族も不安でしょうから、その不安な気持ちに寄り添いながら、1日でも早く元気な状態に戻せるよう一緒に治療法を考えていきます。治療のメリット・デメリットなどの説明も丁寧に行い、地域のかかりつけ医として些細な不安や疑問にもお応えしていきたいと考えています。

最後に、地域の皆さんにメッセージをお願いします。

犬や猫は人と違う生き物なので、どうしてもわかりづらいことが多いと思います。特に猫ちゃんは不調や病気を隠す傾向があり、ご家族や獣医師がいかに早く体調の変化に気づいてあげられるかが重要です。猫ちゃんの病気のサインとして大切になってくるのが、体重の減少です。食欲がない、痩せてきたと感じたら、できるだけ早く動物病院に相談してください。特に毛の長い子は体重の変化が見た目でわかりづらいので、普段から体重計を使って体重の変化をチェックするのをお勧めします。ワンちゃんと猫ちゃんに関して、普段の生活でわからないことや困り事があったら、専門家である獣医師をいつでも頼ってくださいね。

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