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うさぎ、フェレット、爬虫類等 エキゾチックアニマルの手術や診療

柏メルビー動物病院

(柏市/柏駅)

最終更新日: 2023/10/13

近年は家庭で飼われるペットの種類が多様化。一般的だった犬や猫に加え、うさぎやフェレット、チンチラやハリネズミ、爬虫類や鳥類といったエキゾチックアニマルを飼う人が増え、動物の医療に求められるニーズもその幅に広がりを見せているという。柏市あけぼのの「柏メルビー動物病院」では、こうしたエキゾチックアニマルの診療にも幅広く対応。家族との二人三脚で、さまざまな特性を持つ動物たちに寄り添った診療を行っている。中にはそのサイズや繊細さから、検査や治療を行うことで命の危険にさらされるリスクのある動物もおり、家族との対話のもと、慎重な取り扱いが必要になることも。外科や腫瘍科の専門性を生かしつつ、さまざまな動物の診療を手がける竹内猛院長に、エキゾチックアニマルの診療について話を聞いた。(取材日2023年9月19日)

犬や猫以外の動物も幅広く診療。個体の性格や特性に寄り添ったアプローチも

  • Q.専門は腫瘍科だそうですが、具体的にどんな疾患を診ていますか?

    A.

    ▲長年専門的な研鑽を積んできた竹内院長

    腫瘍はどの動物にも、全身のどの部位にもできてしまうリスクのあるものです。ただし、特定の動物種によって腫瘍ができやすい部位やできる腫瘍の種類などがある程度解明されてきています。犬では特定の犬種において多い腫瘍の種類もありますし、猫では全身にリンパ腫という腫瘍ができやすいです。フェレットでは副腎や膵臓の腫瘍が多いですし、うさぎでは子宮の腫瘍が他の動物に比べて圧倒的に多いです。数多くの腫瘍性疾患を診察しておりますが、最近では猫の消化管腫瘍や鼻腔内の腫瘍に関してセカンドオピニオンを求めて来られる方もいました。全身のさまざまな腫瘍について、当院では一般的な言い方でいうと手術と抗がん剤治療を行っています。
  • Q.エキゾチックアニマルの診療も幅広く行っているそうですね。

    A.

    ▲犬や猫以外のエキゾチックアニマルも幅広く診療を行う

    エキゾチックアニマルとは、犬と猫以外の広いカテゴリーの動物たちを指す総称です。例えばうさぎやフェレット、チンチラやハリネズミ、カメや鳥といった動物たちが含まれます。珍しいところでは、ユーラシアワシミミズク、ミナミコアリクイ、ムツオビアルマジロなど、長年獣医師をしていてもなかなかお目にかかれない動物たちとも、ここで出会いました。珍しい動物を飼っている飼い主さんほど、その動物の生態や適切な飼育方法について、非常によく勉強されています。診療経験のない動物が来院した時には、飼い主さんが困っているのなら、「専門ではありませんが」と断りを入れた上で、できる限りのことをしたいと思っています。
  • Q.近年、ペットとして人気のうさぎの診療について教えてください。

    A.

    ▲動物にとって最善の選択ができるようサポート

    うさぎは、胃腸のうっ滞や不正咬合で来院するケースが多いですね。うっ滞というのは消化管の動きが停滞してしまっている状態のことです。うっ滞を引き起こす原因はさまざまあるため、腎臓が悪いのか、肝臓が悪いのか、はたまた歯の状態が悪いことによる影響なのか、考え得る可能性の中から一次的な原因を突き止めなくてはなりません。直接の原因にアプローチして治療することが、回復への近道だと考えています。実際うさぎに対する医療は、犬、猫と比べるとまだまだ発展途上で、未解明なことも多くあります。その一方で飼うことを希望する人は急増しており、医療ニーズは年々高まっていると感じます。
  • Q.爬虫(はちゅう)類の診療についても聞かせていただけますか?

    A.

    ▲新たな機材を導入し、より精密な治療を提供

    爬虫類のカテゴリーもかなり多くの種類に分類されますが、診る機会の最も多いカメを例にお話しすると、何かしら体に傷ができてしまったり、甲羅が割れたり、夏であれば甲羅干しのために外に出していたところ、熱中症になってしまったというケースでの来院もありました。また、カメは産卵しますから、卵を生み落とせずに体内に詰まってしまっているケースも多く見かけます。そのほか、餌をほとんど食べない、元気がないといった一般的な症状で来院されるケースも多いです。一般的な犬や猫も含めた哺乳類の診察と、そのあたりはほとんど同様になります。
  • Q.エキゾチックアニマルの診療で気をつけていることはありますか?

    A.

    ▲動物の性格や特性を考慮し、適切な通院頻度を提案しているという

    検査や治療のノウハウが確立されている犬や猫とは異なり、エキゾチックアニマルに対する検査や治療はまだまだ未解明のことがたくさんあります。動物の状態によっては検査のために押さえたり、触っただけで状態が悪化するといったリスクもあるため、検査、治療を始めるにあたっては、それに伴って考えられるリスクをなるべく飼い主さんにご説明し、ご了承していただいた上で行っています。とにかく動物の体に負担をかけないことが一番。定期的な健康診断についても同様で、動物にとっては病院に来ること自体が大きなストレスになっている場合もありますから、その動物の性格や特性によって適切な通院頻度をご提案するようにしています。

動物病院からのメッセージ

竹内猛院長

動物たちの種類を問わず、手軽に健康状態を見る方法としてお勧めしたいのが、体重を測ること。週1回、あるいは月1回と決めて、その推移を記録していただくと、不調が起きたときの診断の助けになります。普段の体重を把握しておいていただくことが何よりも重要になります。例えば痩せたのであれば、いつから体重が減少し始め、何キロ減ったのか、その増減の度合いによって何の疾患を疑うべきなのか、おおよその可能性を絞り込むことができるからです。小さい動物であれば、プラケースのような容器に入れて、キッチン用のはかりに乗せれば測定可能です。定期的な体重測定を「大切なご家族」の健康管理にぜひお役立てください。

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