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小野 隆之 院長の独自取材記事

マーサ動物病院 動物医療センター

(横浜市金沢区/能見台駅)

最終更新日: 2024/02/15

横浜市金沢区富岡東の国道16号沿い、近くを走る電車からも見える赤い三角屋根が「マーサ動物病院 動物医療センター」の目印だ。随所に配されたエアデール・テリアのイラストは、小野隆之院長が中学生の頃に飼っていて、獣医師をめざすきっかけとなったという愛犬がモチーフ。かわいらしい雰囲気の一方で、院内には数々の新鋭医療機器が備えられており、専門性の高い画像診断や手術にも対応している。外科や画像診断に専門性を持つ小野院長だが、めざすのは動物たちの全体を把握しながら行うゼネラルな診療。「生活環境も含めた全体を見ながら、飼い主と動物の関係づくりをサポートするのが獣医師の役割」と話す。釜利谷の本院とともに、地域の獣医療に大きな貢献を果たす同院について、たっぷり話してもらった。(取材日2024年1月23日)

動物と飼い主から学ぶ姿勢で総合診療を展開

釜利谷の本院とともに地域で長く診療していらっしゃるそうですね。

1990年、釜利谷東に「マーサ動物病院」をオープン、2010年にこちらの「マーサ動物病院 動物医療センター」を立ち上げました。本院の開院からはもうすぐ35年、当センターを開設してからも15年近くになります。当センターでは、予約制で、専門性の高い医療を必要とする動物たちを中心に診ています。人に対する医療と同様に、獣医療においても専門分科が進んでいますが、私たちがめざすのは生活環境も含めた全体を見ながら、飼い主と動物との関係づくりをサポートする総合診療。動物たちと飼い主の皆さんから常に学ぶ姿勢を大切に診療しています。

動物たちの総合診療に注力しているのですね。

はい。獣医療も近年の進化が著しく、私たちが獣医師になった頃と比較すると、できる治療も飛躍的に増えてきました。その分、若い世代では臓器別の専門性を高め、特定の分野に特化した獣医師をめざす傾向が強くなっているようです。しかし、動物たちと飼い主さんに寄り添いながら病気の予防・治療に従事する、総合診療に携わる獣医師の存在はやはり重要なもの。私たちは飼い主の一員、あるいは飼い主の次の存在として、動物たちと飼い主さんの元気で幸せな暮らしをサポートすることをめざしています。

新鋭の医療機器も充実しているとか。

当センターを立ち上げたのは、CT導入によりそれまで以上に動物たちの状態を把握したいとの思いからでした。ほかに超音波検査装置や内視鏡も備えています。それまではエックス線撮影により何か影が見られても、開腹してみないと詳細はわからないということが多くありました。しかし、CTなどを使うことで、患部の状態や部位同士の癒着、血管の位置などを詳しく把握することができ、手術前に青写真を描けるのです。

負担を抑えて状態を把握するため新鋭機器を積極導入

CTなどの機器は手術に必要なものなのですね。

一般的にはCT室と手術室は別に設けられていることが多いのですが、当センターでは同じ部屋にすることで、一度の麻酔で検査から手術までを一貫して行える体制になっています。短時間で処置を行え、動物たちの負担を抑えられるのです。また、CTなどの検査機器は、手術だけでなく診査・診断にもたいへん有用です。外科的なアプローチをする前に、そもそも手術適応なのかどうかを判断することができるため、不要な手術で動物たちに負担をかけることもありません。また、動物たちにCT検査を行う際、麻酔により不動化を図ることが基本なのですが、新しいCTの導入により、状態によっては無麻酔での検査も可能な体制となりました。

新鋭の医療機器により動物たちの負担を抑えられると。

話すことのできない動物たちの体に何が起こっているのか、負担に配慮しながら知ることができるCTなどには、大きなメリットがあります。私はもともと外科の出身で、ある程度の資金ができたらCTを導入して外科に活用したいと開業当初から考えていました。まとまった資金ができるたびに機器を導入し、画像検査機器だけでなく、半導体レーザーや炭酸ガスレーザー、超音波メスなど、組織の切開や切除に用いるメスだけでもかなりの種類がそろっています。それぞれに特徴があり、部位や状態に合わせて使い分けることで、出血などのダメージを最小限に抑えながらの処置が可能です。

充実した設備が獣医療の質の向上に貢献しているのですね。

新鋭機器を入れたはいいが使いこなせないのでは困りますから、当時は獣医師仲間に声をかけて、連日とにかくたくさんの手術を実施しました。多くの症例に携わることが大きな経験となり、機械も「生きた機械」となったと感じています。ただ、長く動物病院の運営と診療を続けてきてしみじみ思うのは、やはり大切なのは「人」ということ。分院と本院、2つの拠点に多数のスタッフが在勤してくれていますが、みんな「宝」だと感じていますし、心から感謝しています。

動物たちと飼い主の関係づくりこそ獣医師の大切な役割

獣医師同士の横のつながりも大切にしていらっしゃいますね。

横浜市獣医師会の会員として、開業当時から参加させてもらってきた2つの勉強会の先生方と足りないことを補い、助け合いながらここまで来ました。今は特定の分野を専門とする獣医師の方も多くいますが、病気のことだけでなくいろいろなことを相談し合える獣医師同士の仲間の存在が30年余り続けられた大きな要因だと思っています。また、当院で多くの機器を購入する際には、いろいろと相談に乗っていただきました。この仕事は一人だけでできるものではないと思っていますので、仲間の存在はとても大きかったですね。そして、自分だけでは経験できなかった多くの症例を診ることができ、それが今では大きな自信につながっています。これからは開業していく、若い先生方の力に少しでもなれるように協力できればと思っています。これから卒業する獣医学生たちが、ゼネラリストとも呼ばれる総合臨床医をめざしてもらえるような存在になれたらうれしいです。

院長が獣医師をめざされ、この地に開業されたきっかけは?

中学生の頃にどうしても犬が飼いたくて、小遣いをためてエアデール・テリアという犬種を買いました。またその時大好きだったイギリスのミュージシャンの愛犬と同じ「マーサ」と名づけたのですが、この子がいたから獣医師になれたと今でも思っています。院名にも「マーサ」を冠し、ロゴマークや院内外のデザインなどにマーサのモチーフをあしらっています。エアデール・テリアのマーサは、私にとってたいへん思い入れの強い存在で、代々の看板犬も務めてもらっています。この場所での開業を決めたのは、生まれも育ちも金沢区で、海あり山あり都会にも近いこの場所が、横浜の中でも一番良い環境だと思っているから(笑)。ずっと過ごしてきた土地なので、「動物を飼う」ということに対して、この辺りの人たちと自分が同じような価値観を共有できているのではないかと感じたのです。当初から他の地域での開業は考えませんでした。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

総合診療を実践する獣医師の魅力を伝え、質の高いゼネラリストを次の時代にも残していきたいです。高度な専門医療も大切ですが、より身近に寄り添う医療は、ペットと飼い主の良好な関係づくりと幸せな暮らしに欠かせないものだと考えています。机上の理論では切り分けられないケースも多数診てきた中では、動物たちと飼い主さんから多くの学びを得てきました。広範囲に及ぶ知識と技術が求められ、日常的な処置では動物たちに嫌われることが多いなど、報われる役割とはいえないかもしれませんが、私自身、誇りを持ってゼネラリストとして総合診療にあたっています。私たち獣医師の役割は、病気の治療だけにとどまらず、動物と飼い主の関係性を保つことだというのが私の考え。特に飼い主さんの「こうしたい」という思いには、できるだけ応える獣医療を提供したいと思っています。内科、外科から皮膚科、眼科、歯科まで広く対応しますので、気軽にご相談ください。

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