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全身を観察可能なCT検査  負担を抑えて病気の早期発見をめざす

マーサ動物病院 動物医療センター

(横浜市金沢区/能見台駅)

最終更新日: 2024/02/15

骨折や脱臼から誤飲・誤食による消化管内の異物、がんなどの腫瘍性病変まで、体にメスを入れることなく把握できるCT検査。動物たちの体にほとんど負担をかけず、短時間で精細な画像を抽出できるというメリットの大きい検査だが、地域の動物病院レベルで導入しているケースはいまだ多くないという。「話すことのできない動物たちの体内で何が起こっているのか、痛い思いをさせずに検査ができれば。そんな思いからCTなどの画像検査に力を入れています」と話すのは、横浜市金沢区「マーサ動物病院 動物医療センター」の小野隆之院長。早い段階からCTによる画像検査を導入し、多くの症例に対応してきた小野院長に、CT検査の詳細とそのメリットを教えてもらった。(取材日2024年1月23日)

骨格・臓器の異常から腫瘍まで、メスを入れずにつぶさに把握できるCT検査

  • Q.CT検査とはどのような検査ですか。

    A.

    ▲先進の機器を導入している

    CTとは「コンピューター断層撮影(Computed Tomography)」のことで、エックス線照射により得られた断面画像で、体内部を立体画像化できる検査です。エックス線検査や超音波検査と比較しても、解剖学的にわかりやすい画像が得られ、頭から四肢まで全身を見られるのも特徴。従来、試験開腹により把握していた体内の様子を、開腹なしに詳細に把握することができます。非常に見やすい画像が得られ、医学的知識を持たない飼い主さんでも理解できる画像を得られます。動物たちの体の中で何が起こっているのか、どのように治療するのか、治療の成果がどの程度見られるかなど、状態を共有し説明する際にもCT画像が役立ちます。
  • Q.どのような疾患を確認することが可能なのでしょうか。

    A.

    ▲画像診断を行うことで、精度の高い診断や手術の実施が可能

    骨折や椎間板ヘルニアなどの骨格異常や、肺、肝臓などの臓器異常、腫瘍性病変などを見つけられます。腫瘍ではその大きさや位置に加えて、癒着や転移の有無まで確認することが可能で、除去できるものであるかどうかの判断にも有用です。特にがんの早期発見に役立ち、早期治療ができればペットの健康を守ることにもつながります。また、誤飲や誤食などによる消化管内の異物も、素早く見つけ出すことができます。内視鏡検査では十二指腸までしか確認することができませんが、CT検査では消化器全体をチェックすることが可能です。当院では手術室とCT検査室が一体となっており、画像を見ながらナビゲーションシステムに従って手術を行えます。
  • Q.検査を受けることでのデメリットも気になります。

    A.

    ▲体への負担を少なくした検査を実施できるように尽力

    放射線による検査であり、被ばくのリスクはあります。あまり頻繁にCT検査を受けることはお勧めできません。また、撮影自体は10分程度で終わるものですが、動きを止めた状態で行う必要があり、動物の場合は基本的に全身麻酔下で行うこととなります。当院ではCT検査を含めた全身麻酔に多数対応しており、安心して受けていただければと思います。さらに、らせん状に連続撮影することで小さな病変も見つけられる、新鋭のヘリカルCT検査機器を導入しており、部位や状態によっては無麻酔での検査も可能です。
  • Q.CT検査の流れを教えてください。

    A.

    ▲事前の検査を丁寧に行うことも大切

    検査の前にまずは採血を行い、白血球の数や肝臓、腎臓の数値、電解質や酸素・二酸化炭素のレベルなどをチェックします。これは、全身麻酔に耐え得る状態であるか否かの確認です。麻酔はおもに吸入麻酔薬を使用しており、必ず気管挿管をしてから行います。CT検査自体は5〜10分程度で完了しますが、準備と検査後の安静を含めて3時間ほどお預かりした後にご帰宅いただけます。98%が呼気により排出されるとされる吸入麻酔薬を採用しており、検査後にも比較的早く麻酔が抜けるのが特徴です。食事時間や内容に多少の制約はあれど、帰宅後は通常の生活にお戻りいただけます。
  • Q.CT以外にも内視鏡、エコーなど幅広い検査に対応していますね。

    A.

    ▲多くの検査を行うことで、飼い主や動物への負担を減らす

    CT検査以外にも、エックス線検査や超音波検査、内視鏡検査、血液生化学検査、体内の炎症を調べるCRP検査など、幅広い検査に対応しています。血液凝固系や血液ガス検査にも対応しており、画像だけでなく動画でもモニターすることができます。また、眼圧計や歯科用エックス線検査機器など、特定部位の検査に特化した機器もそろっています。従来、動物たちの体内の様子を知るためには、試験的に開腹して負担をかける必要がありました。近年では低侵襲で詳細に状態を把握できる検査機器が多数登場しています。当院では動物たちの負担を極力抑えるためにも、こうした機器を積極的に導入し、日々の診療にも活用しています。

動物病院からのメッセージ

小野隆之院長

従来であればメスを入れて確認する必要があった体内の状態を、切開なしに詳細に把握することができるCT検査。動物たちの身体的負担を抑えながら、病気の早期発見・早期治療につなげられる、メリットの大きい検査です。基本的に全身麻酔が必要となることで、検査をためらう飼い主さんもいるかもしれませんが、当院では呼気により大部分が排出される吸入麻酔薬を採用しており、覚醒後の回復も速やかです。また、新鋭機器の導入により、状態や部位によっては、無麻酔での検査が可能となるケースもあります。気になることがあれば受診していただき、早めの検査をさせていただければ幸いです。

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