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動物の負担を軽減して、迅速な診査診断をめざす 画像診断の活用

東戸塚ペットクリニック

(横浜市戸塚区/東戸塚駅)

最終更新日: 2024/03/04

動物医療においても、内視鏡検査や超音波検査、エックス線検査など画像診断が行われることが増えてきた。精密な検査によりペットの体に何が起きているのか適切な診断ができ、的確な治療につながる可能性が高まる。一方で、犬や猫の小さな体に対する検査の負担も気になる。そこで、内視鏡検査や超音波検査といった検査を行い画像診断に力を入れる「東戸塚ペットクリニック」角田守利院長に、診療の中で行う検査の特徴やメリットについて詳しく聞いた。角田院長は、動物の負担を軽減して、迅速で正確な診査・診断・処置ができるようにトレーニングを受けて、検査体制を整えているとのこと。犬や猫の病気を早期発見し、健やかで充実した毎日をともに過ごすために、動物の検査について知っておこう。(取材日2024年2月6日)

動物の負担を軽減したエックス線検査、超音波検査や内視鏡検査。精密な画像診断で適切な治療へつなげる

  • Q.こちらでは、どのような検査が行えるのですか。

    A.

    ▲動物の負担を軽減した検査を行えるように設備を整えている

    血液検査、顕微鏡で細胞を見る検査、糞便やおしっこの検査、心電図といった一般的な検査に加えて、エックス線検査、超音波検査、内視鏡を用いた消化管の検査を行っています。開業以来、検査設備の充実を心がけ、超音波検査や内視鏡検査などの手法について専門家の手ほどきを受けてきました。さまざまな検査を組み合わせることで、動物の負担を軽減して適切な診断を行い、飼い主さんに向けて現状や、治療の選択肢をわかりやすくお伝えすることをめざしています。
  • Q.超音波検査ではどのようなことがわかるのでしょうか。

    A.

    ▲飼い主に画像を見せ、身体の状態を知ってもらう

    私は、超音波検査機器の使い方について腹部・心臓に対して使う場合も含めて専門家に学び、幅広い臓器の異常や病気の早期発見に役立てています。腹部検査では胃や小腸、大腸、肝臓、膵臓、胆嚢、脾臓、腎臓、膀胱と、避妊・去勢手術をしていない場合は卵巣や子宮、睾丸もチェックします。心臓疾患の早期発見にも注力していますし、リンパ節や血管の異常もわかります。そのほか、甲状腺や乳腺の異常がわかることも。運動器については、膝などの異常が見つかることもあります。ただし、整形外科領域の病気はCT検査が必要になる場合も多いので、当院では超音波検査だけを行い、大学病院や整形外科を専門とする施設をご紹介することが多いですね。
  • Q.内視鏡検査についても教えてください。

    A.

    ▲身体の大きさに合わせた内視鏡を選択して、検査を行う

    内視鏡検査は、食道、胃、大腸、十二指腸の病気の確認や、がんやポリープの病理検査のために行います。全身麻酔が必要なので、先に血液検査やエックス線検査、超音波検査を行い、内視鏡検査の必要性を確認します。当院では、負担を軽減するために、猫や小型犬でも使用できる直径約5ミリの細いスコープと直径約9ミリの太いスコープを用意しています。太いほうは組織の採取や、誤って飲み込んだ異物の取り出しにも使います。内視鏡検査については人間の医療のほうが進んでいるので、私は医科の先生の指導を受け、目的の場所までカメラをスムーズに入れることや、器具を使用して細胞や組織を適切に採取する技術などを習得しました。
  • Q.エックス線検査や顕微鏡による検査も行われているのですね。

    A.

    ▲それぞれの検査の特徴を活用し、必要な検査を行っていく

    何か異常があると考えられる場合、エックス線検査で全体を診て、次に超音波検査で臓器を確認し、さらに内視鏡検査で食道や胃、大腸の内部を診るというように、画像診断は広いところからだんだん狭く細かいところへフォーカスしていく流れです。内視鏡検査は全身麻酔が必要ですので、行うかどうか慎重に見極めます。エックス線検査と超音波検査では全身麻酔は行いませんが、犬や猫を押さえつけたくないので、鎮静剤を使用します。エックス線検査と超音波検査は同時に行うことが多いですね。そのほか、腫瘍やしこりなど病気が疑われる組織や細胞を採取して顕微鏡で確認する検査、歯科検診では歯石や歯周病のチェックを行います。
  • Q.検査に力を入れる理由や重視している点を教えてください。

    A.

    ▲角田院長はさまざまな検査について学びながら、手技を磨いている

    当院では、検査により正しく診断して、飼い主さんに現状や今後の選択肢について、詳しくかつ、わかりやすくお伝えしたいと考えています。また動物に負担をかけずに迅速に検査を行うには、低侵襲な検査機器や適切な操作方法を会得することが必要です。ですから、超音波検査機器や内視鏡検査機器の導入にあたっては、その都度、専門家の先生から使用方法や診断方法などの手ほどきを受けました。内視鏡検査は全身麻酔をかけますから動物が痛みを訴えることはありませんが、安全な検査や処置を行うためには低侵襲であることは重要ですから、人の場合の医療技術も取り入れてスコープの挿入方法や組織採取といったトレーニングを受けてきました。

動物病院からのメッセージ

角田守利院長

私は、犬や猫の健康寿命を延ばし、飼い主さんと楽しく過ごせる時間を少しでも長くしたいと願っています。そのためには日頃の健康管理と病気の早期発見が重要です。ですから、超音波検査や内視鏡検査といった検査を活用して精密に診断し病気を早期発見して、なるべく軽症のうちに適切な治療に結びつけることを心がけ、心配されている飼い主さんにも状態を詳しくお伝えしたいと考えています。重症で専門的な治療が必要になった場合も、犬や猫の体のどこで何が起こっているのかを詳しくお伝えして、現状や治療の選択肢をよく理解していただいた上で、飼い主さんと動物にとって一番良い方法を選択していただきたいと思っています。

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