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黒須幸雄 院長の独自取材記事

クロス動物病院

(江戸川区/篠崎駅)

最終更新日: 2023/01/22

都営新宿線篠崎駅または端江駅から京成バスに乗り「スポーツランド入口」で下車。徒歩2分程で、「クロス動物病院」の看板が見えてくる。一軒家の院内は20年以上の歴史を感じさせるレトロな雰囲気が漂い、ほっとする空間が魅力。黒須幸雄院長は「地域のホームドクター」として、長年犬・猫など小動物を中心に一般診療や健康管理に当たってきた。近隣住民だけでなく、以前、江東区亀戸で開業していた当時の患者も通い続け、時には往診の依頼を受けるなど、飼い主との信頼関係は深い。大学病院で外科・内科の研究生として経験を積み、高い技術を持つ黒須先生に、治療スタンスやこれまでの思い出に残るエピソードをお伺いした。飾り気ない言葉の中に、黒須先生の動物へ愛情を感じる取材となった。 (取材日2013年3月19日)

地域に根ざしたホームドクターとして20年以上の実績

先生のご経歴をお聞かせください。

大学卒業後は大学院に進み、その後、内科研究生となりました。1980年からは東京大学の外科で研究生として学び、勤務医も経験。1983年に自分の出身地である江東区亀戸に開業したのが当院のルーツです。そこは貸店舗だったので大家さんの都合で転居することになり、どこか良さそうな場所を探して、1990年にこちら移りました。来た当時は静かだった篠崎駅もずいぶん賑やかになりましたね。

患者さんはどんな方ですか?

近隣にお住まい方がメインで、動物はダックス、シーズー、マルチーズ、ヨークシャー・テリアの小型犬からゴールデン・レトリバーといった大型犬まで様々ですね。そのうち猫の診療が半分ほどになりますでしょうか。トータルになんでも診るホームドクターとしてご利用いただいていますので、鳥、ハムスター、うさぎも診ますが、猿はちょっと苦手(笑)。定期的に健康診断に来られる方も多いですね。亀戸時代の患者さんからはご依頼をいただくと、僕の方から往診にも伺いますので、飼い主さんとは10年、20年のお付き合いで、ペットも3代、4代と診ています。以前は、江東区獣医師会に所属していたこともあり、今でも江東区の獣医さんからのご紹介で来られる方も珍しくありません。

どんなご相談が多いですか?

昔は交通事後などでの骨折が多かったですが、最近はアレルギーによる皮膚病の子も増えています。下痢や嘔吐や食欲不振などの消化器症状を表す病気、ペットも高齢化してきたことに伴ってやはり様々な腫瘍も多くなっています。消化器症状も、お薬の治療で良くなっていくものが多いですが、中には同じような症状であっても手術が必要になってくるのもありますので、注意が必要ですね。

治療の際に心がけていることを教えてください。

まずは、病気が何かをしっかり診ることです。長年経験があるからこそ、決して思い込みをしないように慎重に診断しています。その上で、考えられる治療法は全て提案し、検査や処置についても、やるやらないを患者さんと相談して決めていきます。高度な治療は危険性を伴うものもありますし、費用面についてもご説明し、疑問や不安などには細かくお答えしています。動物はその子、その子によって個性がありますから、それに合わせた対応も心がけています。猫だったら、気持ちを他に持っていくように上手に誘導するように心がけています。どうしても不安が先行してしまい、触らせてもくれない子ならネットに入ってもらうなど工夫をしています。動物の気持ちを「こうじゃないかな」といつも推測して向き合っているものの、本当のところはどうなのわからないですが、気持ちが通じ合うことはあるんですよ!

ペットを元気にして飼い主の笑顔を見送るのは一番のやりがい

忘れられない思い出はありますか?

いっぱいありますが、中でも重症だったマルチーズは忘れられません。子宮蓄膿症といって、メスの子宮の内に細菌が入り込んで繁殖して子宮に膿がたまる病気で、さらに腎臓も悪くなっていました。とても目が離せる状況ではなく、診察室で一緒に寝て診ていたんです。その子は、それでなんとか峠を越すことができました。重病の場合は一晩中付き添っていることはよくありますが、病気が治ってお別れする時に、いつも任務を終えた大きな達成感を味わいます。内科疾患では入院が長くなってしまうこともあるので、愛着が湧いて離れがたい気持ちも芽生えますが、元気な姿を見送る時は心の底からうれしいものです。特に犬はよく懐いてくれますから、それまでなかなか警戒を解いてくれなかった子でも病気になり手術して退院した後にとても懐いてくれるようになることもよくあります。猫でも診察室から、以前入院していた部屋にスタスタと入っていく子もいるんですよ。不思議ですね。残念ながら手を尽くしても治らずに亡くなってしまっても、飼い主さんが新しい子を連れてきてくれるとほっとします。特に高齢動物が重度の慢性病になってしまい延命治療を続けるケースでも、その子にとってどのようにしてあげることが一番幸せなことなのか、飼い主さんとご相談しながら治療を進めます。飼い主さん一人ひとりにそれぞれのお考えもありますので、説明とご相談しながら進めていくことが重要になりますが、獣医師として出来る限りのアドバイスはしていきます。

ペットを飼う上で気をつけることはありますか?

最近は肥満が誘因になって、さまざまな病気になるペットが増えていますので、食べ過ぎや高カロリーの物を与えすぎないように気をつけてほしいです。太りすぎだなと思ったら、食事制限してダイエットが必要です。今は、体重減量と体脂肪管理の食事療法のためのフードがいろいろありますので利用するのもいいと思います。あとは、猫なら外に出さないことと、避妊、去勢はすべきです。オス猫はスプレーしたり、メスを探しに外に出てしまったり。そうなると放浪して喧嘩もすれば、怪我もする。そこからエイズなどのウィルスに感染してしまったり交通事故に遭う危険もあります。犬も、避妊・去勢してないがゆえに将来的にホルモン依存性の病気になってしまうこともあります。

動物が好きで獣医師を志した気持ちを、ずっと忘れずに取り組む

獣医をめざしたきっかけを教えてください。

やはり小さい頃から動物が好きで、猫も犬も飼いました。猫なら一緒に布団の中に入れますし(笑)。動物がとても可愛く、病気になった時には自分がなんとかして治してあげたいという気持ちを持つようになりました。でも、子どもでしたらから獣医師という仕事があるなんて知りませんでした。高校生になり、何か自分に合う仕事はないかと調べていくうちに獣医師という職業を知り、「これは自分にぴったりだ!」と思って志しました。

仕事でストレスは溜まりますか?

あまり溜まらないですが、やはり患者さんが良くなってくれないと、常に頭から離れないですね。趣味は海釣り。以前はよく東京湾、外房、相模湾などへ足を伸ばしていましたが、日曜が休診なので予定を入れても、前日に重病の患者さんが来られる場合が多くて、自然と出かけなくなりました。飼い主さんの中には何日も前からペットの具合が悪くても、お忙しくてご自分のお仕事がお休みの日まで待つ方もいらっしゃいますが、できるだけ早めに連れてきていただく方があたりまえのことではありますがその子にとっては望ましいと思います。緊急な呼び出しがあっても空いてればすぐに対応できるので、遠出はしません。緊急な場合ほど往診では太刀打ちできない状況が多いので、その場合には病院に連れてきます。動物は進行が早いので一刻を争うこともあります。

現在はペットを飼っていらっしゃるのですか?

今は飼ってはいませんが、これまで飼ってきた猫のはそれぞれ思い出があります。一匹目の猫は先天的に心臓疾患があるファロー四徴症でした。知り合いの獣医さんところから「子猫で心臓に雑音があるから診に来てほしい」と連絡を受けて、結局僕が引き取ったんです。診察台から飛び降りるだけで「はー」とへたってしまうんですね。でも、薬を嫌う子だったので、ほとんど無処置で見守って18歳まで頑張ってくれましたよ。また、もう一匹の猫は、亀戸にいた頃に出会いました。病院の休憩時間にちょっとコーヒーを買いに行って戻ったら、待合室に小さなバスケットが置いてあって、すぐに飼い主さんが来るかなと思って待っていたのですが、飼い主さんは一向に現れず……。なんだろうと思って開けてみたら、小さい猫がこっちを見ているんですよ。置き手紙には「爪も切ってあります。シャンプーもしました。食事代として5000円を同封しますので、この子の行く末をお願いします」と書いてありました。その子も癌で大きな手術や数度の入院治療をしながら21才まで暮らしました。僕なら安心と思ったのかもしれませんが、飼い主さんはペットを飼うなら一生責任を持つ覚悟を持っていただきたいと願いますね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

ペットにとってストレスを与えないためにも、今の環境では避妊・去勢が大切です。また、せめて年に1度は健康診断を受けていただきたいですね。検診で肝臓障害や腎障害や、しこりが見つかることもあります。飼い主さんもお忙しいとは思いますが、放置してしまったために、取り返しがつかない状況になるのは一番残念です。何か普段と違うと感じたら、早めに病院に連れていく方が、費用もずっと安くつきます。そのうち治るだろうと思っていたり、我慢して悪くなって連れてくると、必要な検査・治療も増えてしまい、費用の高さに驚くことにも繋がってしまいますので。また、いい獣医師を見つけるためにも、何もない時にこそ行ってみて、その時の先生との会話で相性を確かめておくことも有効です。この先生なら信頼できると感じたところに通っていただくのがいいと思います。もちろん、僕も来てくださる患者さんをこれからもしっかり治療していくのが目標です。爪切りの相談でも、どんなことでもお気軽に来てください。

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