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本庄 仁平 院長の独自取材記事

ヒマラヤン動物病院

(武蔵村山市/西武立川駅)

最終更新日: 2024/03/18

下痢や嘔吐、心臓の病気、皮膚や目の悩みなど、ペットの症状に合わせて複数の動物病院を回るのは大変なことだ。かかりつけ医がすべての症状に対応していれば、そのような悩みも少なくなるだろう。武蔵村山市三ツ藤にある「ヒマラヤン動物病院」の本庄仁平院長がめざすのは、何でも診られる動物病院、犬・猫の総合診療だ。超音波診断装置やエックス線検査装置など一通りの検査機器を院内に備え、一次診療として十分に全身を診ることができるように環境を整えている。また病気を治すこと以上に、そもそも病気にならない体づくりを重視。デンタルケアなどの予防処置に注力し、食事・歯周病・ストレスのコントロールをサポートする。「動物の体も人間と同じ。生活習慣が体をつくっていくんです」と気さくな笑顔で語る本庄院長に、同院の診療について聞いた。(取材日2024年2月16日)

何でも診られる、犬・猫の総合診療をめざす

先生はこちらの2代目院長でいらっしゃるのですね。

当院は私が小学生の頃に父が開業した動物病院です。私もたまにこちらに来て掃除などを手伝っていました。一次診療の動物病院としては診られる範囲が比較的広いですから、当時から武蔵村山市内だけでなくその周辺地域からも多くの方がいらしていましたね。その後に私も獣医師となり、父とともに診療する機会はほとんどありませんでしたが、2006年に当院を引き継ぎました。私の代になり、めざしたのは何でも診られる動物病院、犬と猫の総合診療です。父が院長だった頃もさまざまな症状の動物を診ていましたし、その傾向はありました。現代では獣医療にも専門性や細分化が見られますが、当院は町の動物病院ですし、ある程度のことはここで完結できるような動物病院でありたいと考えています。

そのためには医療機器などの設備も幅広く必要になってきますね。

そのとおりです。内科も外科も皮膚も手術も、動物の体全体を診るためにまずは設備の充実を図りました。特にこだわったのは超音波診断装置やエックス線検査装置など画像診断用の医療機器です。あらゆる検査の中でも画像診断においては、獣医師の技術半分、機器の性能半分というくらい機器も重要です。ホルモンの測定や血液検査も、基本的な検査は院内で迅速に対応できるよう備えており、外部検査センターに出すことはほとんどありません。消化器の状態を診るために内視鏡もあります。毎週木曜と祝日以外は診療を行っており、普段から当院に通っている犬や猫に関しては難しいトリミングにもできる範囲で対応。CTやMRI、Cアーム検査こそできませんが、よほど重篤だったり特殊なケースを除き、一次診療として十分に全身を診ることができる環境を整えました。

院長になられる前は、どちらで経験を積まれたのですか?

米軍の横田基地にある動物病院で8年ほど勤務していました。軍用犬の健康管理も担当していましたが、それはほんの一部。多くは基地内のご家庭で飼われているペットの診療です。当初は経験の範囲内で診ていましたが、ご要望が多岐にわたり、徐々に診療範囲が広がっていきました。「私には経験のない分野なので」とお伝えしても、「それでもこちらで診てほしい」と強く望まれることが多かったんですね。一つ一つ勉強しながら幅広い症状を診る中で、「全身は一つにつながっている」と実感しました。例えば皮膚の症状は皮膚だけの問題ではなく、心臓や消化器に関連していることもあります。一部分だけに注目してはわからないことも、全身をトータルで診ると解決に至るケースもあったりします。理解も早いし治療も早い。あちこちに行かずに1ヵ所で診られれば、動物やご家族の負担も少ないでしょう。この頃の経験が、今の診療のベースになっているのだと思います。

短期治療で終わらせず、その後の健康管理も大切

最近ではどのような相談が増えていますか?

早くからエックス線検査装置や超音波診断装置を備えていることもあり、以前から心臓に関するご相談は多いです。その他には歯周病の治療が多く、当院の手術件数の約4割を占めています。私はこれを予防医療だと考えています。人間の医療でも、歯周病が糖尿病や循環器疾患に及ぼす影響が問題になっていますが、犬や猫も同じこと。ひと昔前は「動物に歯周病治療が必要なのか」と疑問を抱かれるご家族もいらっしゃいましたが、最近ではその意識が変わってきたように思います。予防医療の一環としてデンタルケアを受ける犬や猫が増え、ご家族もペットの体質や年齢に適した食事を選ばれるようになりました。

予防医療に力を入れていらっしゃるのですね。

病気を治すことも大切ですが、そもそも病気にならないことがもっと大切です。ポイントは食事・歯周病・ストレスのコントロール。それらがすべての病気の原因だとは思いませんが、病気になりにくい体づくりにはつながるのではないでしょうか。人間も「生活習慣病」といいますでしょう、犬や猫もそれと同じことです。ですから当院ではどのような症状であってもお口の中の状態も含めて確認し、普段の食事や飼育環境についてご家族に話を伺います。食事が原因で嘔吐や下痢を繰り返しているならば、その子に合った食事を。運動や環境面を含めて、時にはご家族に強く改善を促すこともあります。だからと言って病気を完全に防げるわけではありません。それでも情報を提供して病気になりにくい体づくりをサポートするのが、獣医師の役目だと思っています。

病気の治療を終えた後に、食事の相談や健康チェックを受けることもできますか?

もちろんです。ぜひいらしてください。まずは症状の緩和をめざして治療を進めますが、落ち着いたら健康管理に目を向けていただきたいですね。心臓に負担のかかっている子ならばそれに適した食事が良いですし、口腔内が乱れているならばデンタルケアが必要です。運動不足で肥満気味ならば、病気の再発を防ぐためにも生活習慣を改善しなくてはなりません。健康であっても定期的にお口のクリーニングを受けて、食事や運動について見直す。必要なことは人間と同じですが、犬や猫は自分で病院に行けません。人間と動物はギブアンドテイク。ペットから日々の癒やしをもらう代わりに、ご家族が健康管理に気を配ってあげてください。

データだけ見るのではなく、五感を使った検査を重視

診療の際に心がけていることをお聞かせください。

視診・触診・聴診・問診など五感を使った身体検査で、これにより7割方の診断をつけられるように心がけています。当院では検査機器の充実に力を入れていますが、そればかりを重視するとデータに振り回されてしまうおそれがあります。診療台の上に乗った犬や猫の様子、皮膚や体の感触、ご家族から伺う情報。それらを組み合わせておおよその見当をつけます。そこからどのような検査が必要かを考えて、その結果も踏まえて診断を確定させていきます。機械での検査は、あくまで身体検査の延長上にあるんですね。そして犬や猫に接するときはゆっくり早く。あまりテキパキした動作は動物を怖がらせてしまいますが、時間をかけすぎても緊張が高まってしまいます。幸いなことに私は動物たちに信頼してもらえているのか、スムーズに触診できることが多いです。

これからペットを迎える方にアドバイスはありますか?

犬や猫との暮らしは15年前後に及ぶこともあります。その間、犬や猫の特性に合った生活環境を与えられるかを、ペットをお迎えする前に今一度考えてみてください。例えば犬には運動不足とストレス解消のために散歩が不可欠ですが、大型犬と小型犬では歩幅も必要な運動量も異なります。15年たつと私たちも15歳年を取りますが、その時になっても毎日散歩ができる状況でしょうか。また、食事・歯周病・ストレスのコントロールを含め、面倒を見られるでしょうか。今現在も15年先も含めてきちんと想像できる方に、ペットとの幸せな生活を送ってほしいと思います。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

これまで一通りの治療を経験してきましたが、獣医療の分野では新たな治療や機器が次々と開発されています。現状に甘んじることなく新たな情報にもアンテナを張り、良いと思えるものは積極的に取り入れていきたいですね。また、当院では新しい再生医療なども導入しています。これからも予防医療と総合診療をテーマに、犬と猫の健康な体づくりをサポートしていきます。

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