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斉藤 勝之 院長の独自取材記事

ワトソン動物病院

(新宿区/早稲田駅)

最終更新日: 2023/01/22

都電荒川線早稲田駅から徒歩5分、東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩10分、さらにこの地域で有名なホテル前というわかりやすく通いやすい場所に「ワトソン動物病院」はある。開院から21年。すっかり西早稲田の地に根付いた動物病院だ。穏やかな口調で話す斉藤勝之院長は、獣医は動物を治療することを中心にしながらも、飼い主の幸せのために貢献するのが使命という考えだ。例えば犬の爪切りが上手くできなくて飼い主と犬が仲良くできないなら、当院で爪を切るから、飼い主と犬は仲良くしてほしいというのだ。一見、少し変わった考えに思えるけれど、よく話を聞くと大きく頷かずにはいられない。獣医療の独自の捉え方を中心に、斉藤院長に詳しく話を聞いた。 (取材日2017年1月11日)

西早稲田地域のペットのホームドクター

開院から21年、地域に根差した動物病院ですね。

獣医というのは、飼い主さんとの関わりの中でやっていく仕事。地域のもつ空気感や暮らしている人々の雰囲気がわかっている場所で仕事をしたいという思いがあり、私が育った文京区小日向からほど近いこの場所で1995年に開院することにしました。ペットの避妊・去勢手術、狂犬病注射、ノミ・ダニ予防、定期健診、しつけ相談など、飼い主さんのちょっとした不安や困ったことを解決するお手伝いをするのが当院です。人間の医療で言うところの「町医者」にあたる動物病院でいたいというのが当院の理念です。

先生がめざす「町医者」について具体的にお伝えいただけますか?

当院では犬と猫の診察を行っています。動物病院は一般的には全科診療ですので、犬と猫の総合医をめざしています。何かの診療科目に特化するのも一つの方向性ですが、「一つの体全体を通して、あなたのペットを一番理解している町医者でありたい」というのが私の思いです。東京には、眼科、皮膚科、腫瘍科などに特化した動物病院や鳥、うさぎ、カメやトカゲのエキゾチックアニマルを詳しく診療している病院もあります。つまり東京には専門性の高い動物病院が存在することが東京に住む飼い主さんにとってのメリットなのです。どんな病気についても知識や技術をアップデートするよう心がけてはいますが、そのメリットを最大限に生かすために、当院ですべて診るのではなく、専門機関にお願いするという選択肢も含めて飼い主さんの望む治療を行えるように心がけています。

早朝8時30分から診療しているのですね。

なるべく飼い主さんが来院しやすい環境を作りたいと考えて早朝から診療しています。例えば出勤前に当院に寄ってペットを預けていただいて、必要な検診や治療などを行い、帰社後にペットを迎えに来ていただくというふうに利用してもらえるかな、という思いがあって始めました。実際にはそういう方はあまりいなくて、普通に昼や夜に来院する飼い主さんがほとんどですけれど。休診日や外来診療時間外でも事前に予約いただければ、可能な限り対応を心がけております。何分にも獣医師が私一人なので、十分な対応はできていないかもしれませんが、継続的な診療などではお正月もゴールデンウィークもないのが動物診療だと感じています。

飼い主の充実したペットライフをサポートしたい

診療で大切にしていることは何ですか?

病気治療を通じて、どうやったらペットと飼い主さんの関係が良くなるかというのを常に考えています。どんな病状であるのかを説明することの中に、ペット目線での対応も必要なのではないかということです。ペットは話すことができません。またペットは人と同じように感じているというわけではないと思います。そうした飼い主さんのお気持ちとペットの感じ方のギャップを少しでも埋めることのお手伝いをすることで、犬や猫を飼う喜びを皆さんに経験してもらいたいのです。病気治療にお金がかかりがちという面も、治療方法の選択肢ををご説明し、経済的負担についても配慮できるよう考えています。犬や猫を飼う喜びを多くの皆さんに経験してもらいたいので、そのためのさまざまなお手伝いをしていきたいと考えています。

早期発見のためのアドバイスをお願いします。

当院では病気の早期発見をめざしています。早期に病気を見つけてあげられれば、大切なペットの苦しい時間が短縮されます。物言えぬ動物が故に、発見が遅れてしまうことがあります。そうならないように早期に発見する方法として敷居の低い、行きやすい病院をめざしています。体重を計るだけでも、日常のケアについて相談するだけでも、ペットが一緒じゃなくても来てください。飼い主さんとのお話の中から、病気の前兆を捕まえることができれば早期に対処することができます。もしかしたら獣医ならではの気づきもあるかもしれません。愛するペットのお悩みを一緒に解決していければ幸いです。また早期に病気を見いだすことができれば、診察にかかる時間も費用も節約できます。

ペットも高齢化していると聞きますが。

一昔前と比べれば、ペットの寿命は延びているかもしれません。そのため循環器疾患、泌尿器疾患、関節疾患などの老齢性疾患が増えてきています。これらの疾患は正常な状態に治療するというよりは、機能の低下を抱えつつどのように全体の状態をよく維持していくかということが治療のめざすところになるかと考えています。ですから、ペットのコンディションや飼い主さんの環境によって、いろいろな選択肢があって良いと思います。ただ数値の改善だけを図るのではなく、飼い主さんの生活スタイルやペットの生活環境をしっかりとお聞かせいただき、飼い主さんとペットの関係がよくなることにも気を配りながら治療を進めていくことが重要なのです。1回の診療だけでベストにたどり着けなくても、日頃の会話からペットと飼い主さんを思いやることができる。そんな診療がホームドクターだと考えています。

気軽に足を運べる動物病院をめざして

獣医師を志したきっかけと、なってからのエピソードをお願いします。

犬が好きだったからというのがきっかけです。私が生まれる前から犬がいる家だったので、犬がいるのが当たり前な環境でした。家族としているのが普通だったんです。自分の将来を考えた時、自分は何が好きなのか、何を一生の仕事とするのかと自分の心に問いかけると、獣医師の道が自然と見えてきました。答えはそこにありました。獣医科大学に進学して知ったのですが、獣医とは意外と職域が広いのです。犬や猫また牛や豚の診療をすることもちろんですが、企業や公務員として働くことも可能です。ただ、そうした選択肢の多さの中でも自分は小動物診療がしてみたいと強く感じ、現在に至っています。

最近はインターネットで情報を仕入れる方が多いと聞きますが。

以前と異なり、インターネット情報の質も上がっていますから、飼い主さんも動物病院に連れて来る時にはインターネットで病気を調べてくる方が多いですね。ある程度ペットの病状を把握されてる方もいらっしゃいます。またペットの病名が診断された後も、当院でお話ししたこと以外も含めて、その病気について調べてみるという方も増えています。情報がありふれた世界ですので、インターネットで得た知識についても不明な点があれば、大切なペットの生活の中で誤解を生まないように「あなたのペットのケース」に置き換えてご説明させていただきます。インターネットで得た情報が全て正しい、全て間違っているということはいえません。だからこそ適切な情報をよりよいペットライフにつなげていただくために、質問いただきたいですね。

読者にメッセージをお願いします。

犬や猫を飼うのが初めての飼い主さんには、犬はこういうこと考えていますよ、とか、犬ってこういう生き物だからそこで怒っても無駄ですよ、ということを犬や猫なりの習性を盛り込みながらきちんと説明しています。猫はこうしてあげると喜びますよ、とかね。人間とは違う生き物だから、人間と同じように考えても仕方がないのです。最初は接し方がわからず、ぬいぐるみみたいな感覚で飼い始めても、実際に犬や猫に対峙することで、さまざまな驚きや喜びが経験できると思うのです。ちょっとした変化だけでも構わないので、ペットに異変を感じたら気軽に来院してもらいたいですね。それが病気の早期発見につながることもありますから。また大した病気でないことが一番幸せなことなのですから。飼い主さんが充実したペットライフを送れるように、通いやすい動物病院をめざしています。体重測定といったご要望からでも気軽にご相談ください。

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