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本池 俊仁 院長の独自取材記事

清澄白河アニマルクリニック

(江東区/清澄白河駅)

最終更新日: 2023/01/22

清澄白河駅を降りてすぐのビル2階に、2016年3月にオープンした「清澄白河アニマルクリニック」がある。1階には、院長の本池俊仁先生の父が経営する内科クリニックが入っており、地域の健康を長年支えてきた。そんな父と地域の人たちのふれあいを肌で感じながら育った本池先生がめざすのは、「元気な子も具合が悪い子もかよえるような病院」だという。穏やかな口調ながらも、大好きな街に獣医師という立場から貢献したいと願う本池先生に、思い描く医療とその実現に向けた奮闘について語ってもらった。 (取材日2016年3月9日)

愛する地元でリハビリやしつけ方など幅広く関わりたい

ご開業おめでとうございます。清澄白河は地元だそうですね。

ありがとうございます。生まれ育った清澄白河の街で、新たなスタートが切れたことをうれしく思っています。ただ、ここで暮らしたのは小学生くらいまでで、実は子どもの頃のことをあまり覚えていないんですよ。思い出すのは、下町ならではののんびりした空気や、病院を開いていた父と近所を歩いていると、偶然会った患者さんに「今日作りすぎちゃったから、先生にあげる」と夕飯のおかずをもらったこと(笑)。3年前、結婚を機に家族で暮らすようになり、昔と変わらない雰囲気が気に入り、最終的に父のクリニックがある建物の2階に決めました。

どんなクリニックをつくりたいと思っていらっしゃいますか?

特別なことをするのではなく、“町の獣医さん”として、地域の人に気軽に利用してもらいたいと思っています。扱う動物は犬猫のみですが、その分、すべての疾患に対応しますし、治療だけでなく、子犬のしつけ方や高齢動物のリハビリ、アニマルセラピーなど、幅広く関わっていきたいですね。特にリハビリには以前から興味があって、現在は、テネシー大学の公式認定資格であるCCRPというセミナーに通って、犬の理学リハビリテーションについて学んでいます。以前から必要性を感じてはいたものの、飼い主さんに根拠を持って説明することができなくて、もどかしい思いをしていました。動物は自分の意志でリハビリをするわけではないですし、継続的に行う必要があるので、どうしたら飼い主さんに難しいことをわかりやすく理解してもらえるかを考え、指導していきたいです。

リハビリ以外で、やっていきたいことはありますか?

待合室兼多目的室を工夫をこらして作ったので、ここで飼い主さん参加型の教室、特に子犬のしつけ方教室を開きたいですね。トイレの仕方や無駄吠え、甘噛みの対処法、有事の時に必要なしつけなど人間と動物が一緒に暮らすうえで大切なことを、その場で実践しながら、飼い主さんにもやってもらいながら、必要性や重要性を伝えていきます。動物と飼い主さんそれぞれに適した方法で指導したいと思っています。大切なのは、飼い主さんが実践できるかどうか。そのために、飼い主さんが主体的に関われるよう、動物行動学に基づいて伝えていきたいです。こうしたしつけ方は、JAHA(公益社団法人日本動物病院協会)が主催するパピーケアスタッフ養成講座を受講する中で学んだことが役立っていて、現在、この認定を持つ男性獣医師は僕1人なので、これから増えてほしいなと思います。また、動物たちに協力してもらい、地域の子どもたちとも関わっていきたいです。

失敗や遠回りした経験があるからこそ、今がある

お父さまが内科医ということですが、最初から獣医師をめざしていたのですか?

祖父も父も医師で、幼い頃から医療の道を意識はしていましたが、小学校の卒業文集に「動物に囲まれて暮らしたい」と書くほど動物好きだったので、獣医師がいいと思っていました。とはいえ、高校3年まで野球に夢中で、いざ受験となったときには何にも準備ができていなくて……。結局、獣医学部はあきらめ、動物の飼育員を養成する専門学校に進みました。進路を変更したきっかけは、その中でアニマルセラピーを知ったこと。これは動物とふれあうことで、人間の健康の質を向上させる活動なんですが、動物を通じて、多くの人が笑顔になれるなんて素晴らしいなと。それで、再び獣医師をめざして大学に入り直しました。遠回りしたかもしれませんが、今こうしてアニマルセラピーを行える環境が整ったので、将来的にはセラピー犬の育成も含めて取り組んでいきたいと思っています。

開業に至るまでは、どのような経験を積んでこられたのでしょうか?

大学卒業後、実家で飼っていた動物のかかりつけ医の勧めで、東京大学附属動物医療センターで研修医として3年間、外科と内科の経験を積みました。それから、その先生が院長を務める病院で4年間臨床に携わった後、千葉にあるグループ病院で副院長を務めました。そこで感じたのは、町のクリニックと大学病院では扱う疾患がまったく違うこと。町のクリニックで診るのは、予防接種やお腹を壊したとか皮膚がかゆいといった疾患が多いですが、大学病院にはクリニックで手に負えない難しい手術も多い。僕自身は、専門性を極めるよりは、どんな疾患も診ることのできるジェネラリストをめざしたかったので、開業を決意しました。当院には、早急に大きな病院につなぐネットワークがありますので、これまでの経験を生かし一次診療を行う町医者としての役目を果たしていきたいです。

これまでで印象に残っている飼い主や動物とのエピソードは?

お恥ずかしい話ですが、新人の頃、診断しきれずすぐに適切な治療を提案できなかったことがありましたが、その後のフォローにより飼い主さんは僕のことを信頼して通ってくれるようになり、今では仕事以外のプライベートの相談までさせてもらっています。ときどきダメ出しをされることもありますが(笑)、1人の人間として向き合ってくれているからこそなのかなと思うと、うれしいですね。そんなふうに本音で接していただけるのは、自分のめざすところでもあるんです。そのためにも、飼い主さんとは、普段から治療以外のことも話すようにしていますね。そうやってお互いを理解しながら、尊重し合える関係が理想です。

人と動物が幸せに共存していくためのサポートに向けて

先生の誠実な人柄が伝わってきます。ほかに診療中に心がけていることはありますか?

大それたことではないですが、必ずあいさつをするとか動物に触れるとか、当たり前のことを当たり前にするということでしょうか。なので、診察室ではまず「獣医師の本池です」と名乗り、動物にも挨拶してから、「ちょっと診てみましょう」と言って動物に触るようにしています。というのも、以前、ある飼い主さんに「先生はちゃんとうちの子に触って、動物の目線で診てくれる」と言っていただいたことがあって、以来、今まで以上に心がけるようになりました。僕はまだベテランと言える域には達していないので、例えば前足が痛いという主訴でも、前足だけでなく全身を触って、聴診をして……という基本を忘れずに、一つ一つのことを丁寧にやっていきたいと思っています。

話は変わりますが、お休みの日は何をされていますか?

1歳になったばかりの息子がいるので、家族3人で、コーヒーとパンを買って、公園でのんびりするというのが最近のお気に入りの過ごし方です。清澄白河はコーヒーの街としてメディアで取り上げられるようになったことで、コーヒー店とそれに合うパン屋さんが増えてきたんです。水曜・日曜の午後以外は毎日診療していますので、なかなかゆっくりできないのですが、家族で過ごす時間が息抜きになっています。あとは、20年以上付き合いのある地元の仲間との草野球や近所にも飲み仲間が増えてきたので、もっと地域の人たちと人間関係を築いていきたいですね。

最後に患者さんへメッセージをお願いします。

地域の方と動物が気軽に訪れることのできる場所にしたいので、治療が必要な場合だけでなく、しつけ方や高齢動物の世話に悩んでいる方など、動物と暮らす上での悩みや不安があれば、いつでもご相談ください。例えば、動物を飼いたいけど、どんな動物がいいのか? といった相談でも構いません。飼い主になる方の生活背景などを踏まえて、ミスマッチの起こらないようアドバイスをさせていただきたいと思います。そうやって、人間と動物が幸せに共存するためのお手伝いをすることが、僕の目標であり、獣医師としてできる地域貢献なのかなという気がしています。これまで患者さんとの関わりの中で、成長させてもらってきたという思いがあるので、大好きな清澄白河の街で、その恩返しができるよう誠心誠意向き合っていきたいです。

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