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坪井 幸博 院長の独自取材記事

ルーチェ動物病院

(堺市南区/栂・美木多駅)

最終更新日: 2024/02/13

栂・美木多駅から10分ほど、原山台公園向かいにある「ルーチェ動物病院」。健康診断やデンタルケアなどの予防医療から、皮膚疾患や消化器症状をはじめとする一般内科診療、外科手術と幅広く対応。検査は血液検査や尿検査、エックス線検査、超音波検査はもちろん、院長の坪井幸博先生が循環器疾患の診療を得意とするため心臓病検査も受けられる。また異物の摘出にも用いられる消化管内視鏡設備があり、胃腸の検査にも対応可能。健診メニューは愛犬や愛猫の年齢や状態、予算に合わせて適したメニューを案内してもらえる。「正確な診断と適切な治療」「寄り添った看護」を病院の方針として掲げ、家族との対話を大切にし、必要な医療を提案することを第一に考えている。生活から治療まで気軽に相談できるホームドクターとして地域に貢献したいと語る。(取材日2023年12月20日)

一般的な病気から手術、そして予防まで幅広く対応

こちらの動物病院の特色を教えてください。

下痢などの消化器症状、排尿の問題、皮膚のトラブルなど日常的によく見られる一般的な症状から、健康診断などの各種予防、救急まで犬・猫を対象とした一次診療を提供しています。それに加えて、以前から循環器領域の診療には興味を持っており、力を入れて取り組んでいますね。また避妊・去勢手術だけでなく、消化器・泌尿器・胆のう・甲状腺・義眼挿入など各種手術に対応しているほか、少しずつ勉強を重ね、院内でできる範囲を広げられるよう努めているのも特色です。そして医療だけでなくトリミングサロンも併設しており、日常のケアも含め、その子の一生をサポートできる場所でありたいと考えています。若い頃から当院にかかり健康管理をしてきた患者さまに限りますが、通常のトリミングサロンでは対応が難しい心臓病や超高齢になってもお受けしております。

設備面ではどのような特色がありますか。

血液検査やエックス線検査、超音波検査に対応する一般設備のほか、手術時に使用するシーリングシステム、胃腸の詳細な検査や誤食物の摘出ができる内視鏡なども導入しており頻繁に使用しています。できるだけ幅広い治療に対応できるように考えています。また、少しでも皆さんが通いやすいよう、敷地内に5台分の駐車場も用意しています。さらに院内でお待ちいただく時間を極力減らせるように、ウェブ予約も取り入れました。平日と土曜日の午後6時30分まで、日曜も午前中のみの診療ですが予約が可能です。24時間対応ではありませんが、必要があれば夜間病院をご紹介させていただきます。

飼い主さんと動物たちに接する際に注意していることはありますか。

「診る」ことも大事ですが、それ以上にご家族のお話を「聞く」ことを大切にしています。普段一緒に過ごしているご家族のお話の中に、治療へのヒントが隠されていることも多いので、常にご家族との対話を大事にしながら診察しています。治療の方針に関しても、ご家庭によって考え方が異なるため、じっくりと相談した上でご家族のお気持ちや考えに寄り添った治療法の提案をさせていただくように努めています。ワンちゃん猫ちゃんは人間の言葉を話せず、私たちに直接つらさや意思を伝えることができません。その言葉にならない声を聞き逃さないよういつも注意して診察は行っています。また診察の動作一つとっても、大きな声、急な動きや強い力で怯えさせないようできるだけ優しくゆっくりと接するように心がけています。

大切な愛犬・愛猫のために。健康診断メニューも充実

力を入れていることについて教えてください。

病気になってから治療することはもちろん大切ですが、健康診断でトラブルの芽を早期に発見し、大きな治療が必要になる前に対応することができれば、それに越したことはありません。10年・20年前とは異なり、予防医療に対するご家族の方の意識も高まっていると感じています。当院ではその子の年齢や体調で気になっていること、予算などに応じて選んでもらえるように犬用・猫用の健診コースを複数種類用意しています。ご希望に応じて、個別でオプション検査を追加することも可能です。お預かりして行う検査コースもありますが、ストレスを感じやすい子たちはできるだけ負担にならないようにご家族の方に待機していただき、場合によっては一緒に診察室に入っていただき検査を進めていくこともあります。

お口のケアにも力を入れているそうですね

獣医療の進歩に伴い、動物たちの平均寿命は延びてきています。そうなると、次に目が向くのは「生活の質」です。犬・猫には歯周病が多く見られます。最近では悪くなりきる前にケアをしたいと飼い主さんの意識も高まっているように感じます。一方で、歯が抜けたり膿が出るといった重篤な状態になってから初めて受診されるご家庭もまだまだあります。当院では、そうならないようにまず子犬・子猫の時からデンタルケアについて説明させていただくようにしており、口腔内にトラブルがあれば早めに見つけ治療をお勧めしています。自宅での歯磨きは反復トレーニングが必要ですから、ご褒美を使いながらゆっくりステップアップしていただきたいですね。当院では歯石を取り除くスケーリングや抜歯も多く行っています。

スタッフさんについて教えてください。

当院には、現在6人のスタッフが在籍していますが、スタッフ全員とても真面目で動物たちへの思いが強いなと仕事ぶりを見ていていつも感じています。それぞれ得意な分野が異なるため、それぞれが自分の得意分野で輝いてくれたらいいなと思っています。また、「チーム医療」を大切にしていますので、それぞれが自分の役割をしっかりと理解、行動し、お互いコミュニケーションを取ることをスタッフ皆が意識してくれています。開業以来、優秀なスタッフに恵まれ、良い環境で診療ができていることには感謝しかありません。現在は獣医師も含めたスタッフの増員を検討しているところです。

動物と飼い主のために、可能な診療範囲を拡充したい

先生が獣医師になられた理由を教えてください。

中学2年生のときに野生動物に興味を持ち、獣医師をめざすようになりました。同時期に自宅で猫を飼っていて、その子が病気になって再発を繰り返していたのを見て、「自分の手で何とかしたい」と強く思ったのも、夢への原動力になりましたね。ただ今思い返すともっと小さな頃から動物図鑑が大好きな子どもでしたので、その時から将来は決まっていたのかもしれません。大学を卒業後は大阪府内の動物病院に10年間勤務した後、生まれ育ったこの土地でご縁をいただき、2015年に開業に至りました。

今後の展望を教えてください。

もっと一動物病院として対応できることを増やしたいという気持ちがあります。人間でいうクリニック、地域の総合病院、大学病院と同じように、現在は動物病院にも、身近な診療施設から、地域でも大きめの1.5次診療を行う病院、二次診療を担う大学病院や動物医療センターまであります。ただ対応できる範囲の境界は曖昧な部分もあって、一次診療施設であっても技術や経験を重ね、対応できる範囲を広げていくことは可能です。私としてはなるべくかかりつけである当院で対応可能な診療範囲を拡げ、治療を完結できるようにすることで、患者さまに遠方まで移動していただく負担を少しでも減らせればと常々考えています。もちろん対応できない範囲は存在しますので、それらは責任を持って紹介させていただきます。今後も毎日少しずつでも勉強を続け、できることを増やしていきたいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

2024年には開業して約10年になります。地域の皆さまに支えられてこれまで続けてくることができました。今後もスタッフ一同、日々勉強を重ね、より多くの知識・より高い技術を身につけるよう努力し、かつ「動物が好き」という初心をいつも忘れずに診療にあたっていく所存です。これからも開業当初より掲げている「的確な診断と適切な治療」「寄り添った看護」と「患者さまとご家族の声に耳を傾ける」というスタンスを守り続けていきますので、大切なご家族に何か不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。

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