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リニューアルで設備と体制を拡充 進化した街のかかりつけ動物病院

トリトン動物病院
(台東区/田原町駅)
最終更新日: 2026/07/13


2026年1月に体制を一新した「トリトン動物病院」は、地域密着型の温かさはそのままに、医療の質を更新する大幅なリニューアルを敢行した。最大の注目点は、高精度な院内迅速診断を可能にする検査機器の導入と、高度な専門性を要するエキゾチックアニマルの診療体制確立だ。「できることの幅は広げつつ、気軽に相談できるかかりつけ医のスタンスは絶対に変えない」と、穐山遥院長。病気の早期発見・早期治療を実現するために先進の医療環境を整える一方で、予防医療の啓発や、ペットの通院ストレスを緩和するための予約優先制の導入など、飼い主と動物の目線に立ったこまやかな配慮が随所に光る。新体制のもとで進化を遂げた同院の具体的な設備刷新のポイントや、独自の診療の強みについて紹介する。(取材日2026年6月23日)
目次
犬猫から小動物まで。内視鏡や集中治療室も導入し、大切なペットの健康を支える頼れるかかりつけ医
Q.どのような機器を導入されていますか?
A.リニューアルに合わせて、院内の設備を大幅に刷新しました。特に大きなものとしては、新たに内視鏡を導入しています。さらにこだわったのが動物用のICU(集中治療室)で、酸素濃度・温度・湿度をすべて細かく調節できるシステムに更新したことで、呼吸状態が不安定な子や、体温管理が難しいエキゾチックアニマルにも対応できるようになっています。また、血液検査機器も新しくし、検査できる項目が増えて、より細かく体の状態を把握できるようになりました。まずは何が起きているのかを素早く正確に知ることが大切ですから、外部の検査機関に頼らずその場で結果が出せる体制とし、診断から治療へのスピードを大きく上げる狙いがあります。
▲大切な命を守るため、こまやかな管理を行う集中治療室
Q.新たな機器の導入によって何が変わるのですか?
A.一言で言えば早期発見の精度が上がり、かつ動物たちの体に負担の少ない検査ができるようになりました。例えば、エコー検査機を使えば、動物たちの体を傷つけることなく、おなかの中の臓器の様子をリアルタイムで詳細に確認でき、小さな異変や病気のサインを早期に把握できます。また、内視鏡による誤飲対応が可能となったのも大きな変化です。おもちゃなどの異物を誤飲してしまった場合、従来であれば薬で吐かせるかおなかを切るしかありませんでした。しかし内視鏡があれば、切開なしに除去できるケースが増えます。もちろん、消化器系の病気が疑われる際の組織検査も開腹せずに行うことができ、動物たちの体への負担が軽減できます。
▲動物への負担軽減に配慮した手術室と内視鏡設備
Q.医療面での取り組みの特徴を教えてください。
A.病気を治療するだけでなく、病気を未然に防ぐために予防医療に力を入れています。各種ワクチン接種やフィラリア対策、ノミ・ダニの予防といった基本的な予防処置はもちろんですが、それ以上に私が大切にしているのは、予防で来てくれた時間を「その子のことをもっとよく知る機会」にすることです。元気な時にこそ、日常の食事やトイレの様子、性格の癖などその子の普段の様子を把握できます。こうした情報があってこそ、体調の細かな変化もすぐに捉えることができるのです。個々に合わせた予防の提案で、動物病院を単に病気になったら行く怖い場所ではなく、大切なペットが飼い主さんと幸せに暮らし続けるための場所にしていきたいですね。
▲飼い主に寄り添いながら丁寧に説明を重ねる診療
Q.診療体制の強みは何ですか?
A.犬・猫に加えて、妻である穐山香耶先生が、エキゾチックアニマルの診療を行っているのが大きな特徴です。うさぎ・ハムスター・フェレット・ミーアキャットなど、一般的な動物病院では診察を断られてしまうことも多い小型哺乳類が中心です。エキゾチックアニマルは犬猫とは体の構造もストレスへの反応も全然違うので、専門的に経験を積んだ獣医師でないと対応が難しいのです。非常にデリケートでストレスに弱い子が多いため、負担の少ない丁寧な診療を心がけています。犬猫と一緒に飼っている方も少なくないので、同じ病院でかかりつけを一本化できるのは、飼い主さんにとっての大きな安心感につながるのではないでしょうか。
▲画像を示しながら状態をわかりやすく共有
Q.アップデートの際に心がけたことがあれば教えてください。
A.変えたことと、あえて変えなかったことがあります。変えたのは、ICU・内視鏡などの機器の刷新による医療体制の拡充と、予約優先制の導入。待ち時間を減らすことで、環境の変化にストレスを感じやすい子への配慮もめざしました。一方で、変えなかったのは院名と診療スタイルです。両親が長年かけて築いてきた「丁寧に説明し、一緒に考える」という姿勢は、私も自然に受け継いでいます。今まで通ってくださっている方々の安心を守るため、先代スタッフと新スタッフが並走しながら移行を進める形もとりました。獣医療の進化を積極的に取り入れ、できることの幅は広げながら、「ここに来れば安心」という空気は守っていきたいと考えています。
▲地域に寄り添い、気軽に相談できる動物病院
動物病院からのメッセージ
穐山遥院長
父の代から30年以上続いてきた温かな医療を受け継ぎながら、先進の獣医療も取り入れて時代にマッチした新しい動物病院へと生まれ変わりました。獣医療の進歩は非常に早く、治療の選択肢も広がっています。一方で、飼い主さんが後悔のない選択をするためには、いわゆるインフォームドコンセントも非常に重要です。できる限りの医療設備を整え、新鋭の知識と技術、そして理解を促し落とし込める説明で、飼い主さんが納得できる選択肢に出合える場所にしていきたい。高度医療の経験も最大限に生かし、高度医療機関との連携も含めて、その子のために一番良い選択肢を一緒に考えていきたいと思っています。どうぞお気軽にご相談ください。
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