ペットの安心な治療を実現する インフォームドコンセント

気になるポイントについて聞きました！

• Q.動物医療でインフォームドコンセントを重視する理由とは？

  A.治療を決定するのが患者である動物ではなく飼い主さんなのが動物医療の特徴ですが、セカンドオピニオンで来院する飼い主さんは治療や病状を把握していないことが大半。本人の体でない分、より丁寧な説明が重要です。

• Q.どのようにしてインフォームドコンセントを実践していますか？

  A.診察では複写式の「診療報告書」に診断、主訴、病状や検診結果、治療方針や見通しを詳細に記入し飼い主さんに渡し、病院と情報共有します。お互いの認識のズレをなくし、同じ方向を向いて治療に取り組むためです。

• Q.インフォームドコンセントの徹底はどんなメリットがありますか？

  A.今後起こりうる症状や治療の見通しなどをあらかじめお伝えする事で、飼い主さんの不安を軽減します。また、どんな症状の時に獣医師に連絡するべきかが分かるので、必要に応じて気軽に相談できて安心だと好評です。

流れをステップで紹介します

1. 1獣医師による問診を受ける

   

   まずは診察室でペットの気になる症状を獣医師に伝える。丁寧に具体的に質問をしてくれるので、病気の知識がなくても答えやすい。以前の検査データや動画や写真、便などを持って行くのも正しい診断のために有効だ。

2. 2身体検査で全身の状態をチェック

   

   体重、心臓音、心拍数、呼吸数、体温など全身の身体検査を受ける。さらに獣医師が視診、触診、聴診、匂いなど詳細に診察を行う。体重の増減など以前と変化がないか質問をされたら、もしわかれば伝えよう。

3. 3必要に応じ、レントゲンなど各種検査を受ける

   

   身体検査の結果、必要に応じ血液・尿・便の検査や最新機器による各種検査が行われる。レントゲン検査は、臓器全体を対象に短時間で多くの情報が得られ、見逃しが少ないのが特徴。麻酔も不要で、一瞬で撮影完了。

4. 4より詳細な診断が可能な超音波検査

   

   レントゲンより詳細に臓器を確認できる超音波検査を行う場合も。骨など見えない部位もあるが、麻酔不要で動物の体に痛みや負担がなく、その場で獣医師がモニターを見ながら5分から長くても30分で診断可能だ。

5. 5診断結果の説明を受ける

   

   レントゲンはデジタル式でモニターですぐに確認できる。診断結果や今後の治療方針など、理解し納得いくまで獣医師が丁寧に詳しく説明をしてくれるので安心だ。帰りに、診断報告書がもらえるので自宅で再確認できる。

動物病院からのメッセージ

治療をしても治らないなどの不安や、主治医に質問しづらいという飼い主さんが、当院にもセカンドオピニオンで来院されます。私達は敷居の低い、いつでも相談しやすい病院として、インフォームドコンセントを重視しペットそれぞれの症状や個性、飼い主さんの意向を取り入れたオーダーメイド治療を心がけています。当院の診療報告書を持参すれば、どこの病院でも、迅速に的確な治療を受けることができますので、気軽にご相談下さい。

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